第63話 問い詰め
20分くらい僕は休憩した
スライム風呂によって
呪いを解除する時に使った莫大な魔力が一気に循環し始めて
身体が循環を耐え切れず
頭が回らなくなり
体も動かなくなってしまった
何とかスライム風呂から引きずり出して貰った
気になる温泉を巡ろうかなぁ
僕は椅子から立ち上がり
温泉を回る事にした
隼人とリングは何処へ行ったんだ?
「おーい隼人ーーーッ何処に居るだぁ!?」
「おいおい、風呂で余り大きな声を出すなよ」
左側にある最高級の泡風呂から聞いた事ある声が聞こえた
僕はその泡風呂へと足を運んだ
「読書じゃないか!」
「えっ!?国王ーーーッ!」
「一緒に浸かろうじゃないか」
「大丈夫なんですか、、こんな庶民と」
「なーに同じ人間に上下とか無いだろ」
「国王ーーーッ」
「国王って言葉はあまり好きでは無いからクリスと呼んでくれ」
「えっ!呼び捨てですか!」
「あぁお互い仲良くしようじゃ無いか」
一国のトップがまさかこんなに良い人だなんて
この国に生まれて光栄だよ、、(転生者)
僕はゆっくりと泡風呂の中へ入った
「良いだろ、、此処の温泉」
「はいっ!最高ですーーーッ」
「気に入って貰えて良かった、、此処の浴槽は私のお気に入りだ、、」
「そうなんですか!」
「あぁ、、嫌な事などが全部流せられる」
「そうですねぇ」
やみが深そうだな
まぁ実際、、この浴槽はかなり気持ちいい
泡からすみれの匂いがするし
「ところで、、君はどうして魔力が0なのか教えてくれないか?」
クレアと同じ質問!?なんで王家の人は魔力が0なのかをそんなに気にしてるの!?
もうありのまま全部、、話すか
この人は秘密を守ってくれそうだし
「えーと、、実は.....」
この世界ではない所から転生した事や
神さまが起したバグによってこうなった事など
色んな事を国王に話した
「そうか、、転生かぁ、、この話は秘密にしておくよ」
「ありがとうございます、、驚かないんですね」
「まぁ勇者召喚とかあるからな」
「えっこの世界の勇者って」
「あぁ違う世界の住人さ」
「なんか、、、凄いですね」
「この温泉を設計したのも勇者のおかげさ」
「そうなんですか!!」
勇者がこの温泉を作ったって事は日本人の確率が上がったぞ!?
「勇者召喚って言う行為は嫌いだな」
「では何故?」
「はぁ、、誰も知らない世界にいきなり飛ばされたら嫌だろ、、しかも強制的に」
「確かに、、では何故、、」
「そいつは言えないな、、読書の命に関わるからな」
「そうですか、、」
「わかってもらえて良かったよ」
「こちらこそ、、」
なんか学校で先生と面談している様な気持ちだ
のぼせると嫌だし、、出るか
「お先に失礼します」
「おぉ、、また後で」
後でまた来るんかいーーーッ
浴槽から出て
シャワー所へ向かった
「隼人様!これは何ですか!」
「これはシャンプーと言ってね頭につけて洗うもんだよ」
「そうなんであすか!」
「お前ら元気そうだな」
「あっ読書!」
「親方!」
「すっかり治ったぜ」
「それは良かった」
僕は隼人とリングがいる所へ向かった
リングは徐々に人間界に慣れてきた雰囲気が出て居る
金でできたシャワーヘッドを手に取り、
水魔法で出来たボタンを押した
するとちょうど良いくらいの勢いで水が出てきた
僕たちはシャワーを済ませて
脱衣所へ向かった
「また今度来ようぜ、、此処に」
「朝風呂でもしたいなぁ」
「確かになぁ」
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