第4話 日常その3

伊丹空港に到着後バイク専用の駐輪場へ駆け込む

箱から荷物を取り出し同時にヘルメットと無線機を放り込む

あとエルボーパッドも

ニーパッドは取り外している時間的余裕がない(ジーンズの中に装着)のでそのまま

会社の看板が入ったライディングベストを着ているので知らない人が見たらチーム名が入ったバトルスーツ着た変な兄ちゃんの出で立ち

ライディングシューズをゴリゴリ言わしながらチケット売り場へ

チケットの予約は会社の手配が済んでいてメールで飛んでくるので予約番号を確認

OK窓際取ってくれてるやん

その場でチケットを購入し荷物は手荷物検査場へ

殆どの場合手荷物で通るんですが、これが通らないと荷物が出てくる時間分ロスするんですよね

手荷物だと自分と一緒に空港を出れるけど、手荷物扱いにならないと飛行機の航空貨物扱いになって飛行機の腹側に納められちゃう

その取り出しに下手すると30分くらいかかっちゃうので何が何でも手荷物扱いで搭乗口ゲートへ

10:15までに手続き完了して喫煙ルームへ

今はどうだか分からないが、当時100円ライターは手荷物検査パスしてた記憶があるんですよね

ジッポーオイルはダメだけど…

タバコ吸いながらしばし考える

伊丹空港→新潟空港

初めて行く空港やなふーん

……ん?

プロペラ機?

あれに乗るの?

しかも直接乗られへんの?

おいおいまじかよ聞いてないぞー


一旦搭乗口ゲートから外へ出て、どこかの国の偉い人が降りてくるようなタラップを使って機内へ

ご丁寧に自分の席はプロペラがしっかり見える特等席

アイドリングでまぁまぁの騒音

これは…

ヴァラララララララララヴィィィィィィィィィィィいい!!!


もうその音しか聞こえないくらいの轟音で離陸

やれやれ、ちょっと寝ようかなと思ってたのに…

かくして人生初の新潟空港へ行くのである

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