#18
正月と言えば書き初めですね。
ウチではカズが……ウチ?これ家族に使う表現だが……いや、まぁ、それは置いとくか……。
小学校の時なんかは冬休みの宿題で書き初めが出されたりしますね。等のカズはと言えば「面倒臭い」と冬休み終了間際……なんだったら三学期が始まっても尚やらずにもつれ込んだりします。
それで、いざやるとなったら意味もなく「二刀流!」なんて巫山戯て両手に筆を持って暴れたりします。どう見てもただのクソガキです。
「あっ、皐月です。はい。カズ今日泊まってくみたいで……はい。いえいえ。いつもの事なんで。はい。それじゃ、また」
おばさん(カズのお母さん)との通話を切ってスマホを置いた。いつもの事ではあるから、特に連絡をする必要も無かったりするのだが念の為にカズが泊まる旨の報告はしておいた。
よし。それじゃ続けるか。
両手に習字で使う筆を持つ。二刀流。これで俺は無心になってひたすら弄り続けた。日が暮れ、夜になって、深夜になってもひたすら弄り続けた。
正月だからな。書き初め。書き初め。
「お”っ……お”お”っ……!ぐるぅっ……!まだぐるぅッ……!んあっ……!ん”お”ぼッ……!」
夜が明けて、昼になる。
「カズ、明日も来るんだろ?」
「うん……くる」
一旦、帰るが、明日と待たずまたすぐに来るのだろうと思った。
◇◇◇
冬休みが終わり、三学期となった。中学生活ももうそろそろ終わりである。
冬休みはいろいろヤラかした。思春期が暴走した。そういうことにしておきたい。
「おっぱい弄られるの超気持ちイイ。もっとしよ」
冬休み中に逆ギレわからせ開発をした結果。こうなった。
よく言えば素直で率直。悪く言えばただのバカでアホ。気持ちいいこと?いっぱいしたい!と快楽に対する耐性も防御力も紙っぺら。
抵抗を見せたのは本当に最初のちょびっとだけで、これは気持ちいい事だと味を占めれば、逆にもっとしろ!もっとしろ!と催促するに至った。なんだったら咲のヤラかしをネタに脅しまでかけてくる始末。まぁ、そうなったら仕方ない所はありますよね(すっとぼけ)
「おらっ!さっさと帰るよサツキ!」
学校が終われば即帰宅。なだれ込むように2人で俺の部屋に。
「はむっ……んちゅ……じゅるるっ……!」
部屋に入るや否や、待ちきれないとばかりにカズは俺の首に飛びついてくる。そのままキス。下品な水音を立ててお互いの唇を貪り合う。
口を交わしたまま床に腰を下ろし、対面で抱き合ったままお互い満足するまで貪り合う。
「んっ……はぁ……キス気持ちイイ」
口を離す頃には2人ともお互いの唾液でベタベタになっていた。
ごそごそと制服に手をかけたカズはそれを託しあげる。顕になる白い肌。相変わらず胸と呼べるような膨らみは皆無ではあるが、ピンク色の突起がこれでもかと自己主張をしている。
「サツキぃ……」
媚びるような声が切なさを主張する。最近こう言った声をよく出すようになった。長い付き合いながらもコイツのこんな声は今まで聞いたことはなかった。だからか、こんな声をだされると興奮を掻き立てられる。
指先で撫でて、摘んで、捏ねくりまわす。それをしばらく続けると段々とカズの息遣いが荒くなっていった。
舐める。
「んンンッーー……!」
上半身を大きく仰け反らせて激しく痙攣させて達した。ダラりと力が抜ける身体を抱きとめる。
散々に弄り回して開発した成果か、このちんちくりんの身体はこうもあっさりと胸だけで達する様になった。
「サツキぃ……もっどぉ……」
催促しながらも自分の胸を人の顔に押し付けてくる。やっぱり完全に快楽の味を占めてしまっていた。
それから暫く、指と舌を使いながらカズが満足するまで続けた。
一応、今はまだ”ココまで”ではあるが、ここから先の段階に進む日は遠からず来るであろうことは予想に難しくない。
イキ疲れて、とても人には見せられないダラしない顔でベットに横たわるカズを見ながらそう思った。
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