幼女、超歩く
南瓜の王冠
なにゆえ、ようじょはあるくのか
町を行く幼女
町を歩くー1
わたしにとってお母さんは限りなく他人だった。
お母さんは仕事に感けてばかり家に帰ってくる事は殆ど無くて家事は雇った家政婦に任せっきりだった。
5歳になった頃に家政婦も雇われ無くなった。最低限一人で生きていくには十分と判断されたらしい。
幸いな事にわたしが使って良い現金は結構有ったし、スイカにもそれなりの額の電子マネーが入っていたし、家に有る物は好きにして構わないと言われていた。
小学校に行っては帰って来る毎日を繰り返してた時何となしに手に取ったお母さんが置きっぱなしにした旅行系雑誌を見て、出かけたいなと思った。
初めは遠出じゃなくて良い、まずはこの町の探検から何て考えながらも其処までして出かける理由を持てず家でぐだぐだしてた。
そんなある日、ふと、天啓…たぶん天啓的に理解した。
何とも言えないが何か”ふわっと”判ったのだわたしが【
スキルツリーにはLvがあって、Lvが上がるごとにスキルを取得すると直感的に理解できた。
当たり前だが【
わたしが旅に出る理由ができた。
今日は日帰りにする積もりだけど、旅に出るにあたって【
スキルにはLvの代わりに熟練度があって熟練度が上がるごとに効果が上がるらしい。
わくわくしながら確認した記念すべき最初のスキルは《
何とも言えない気持ちになりながらわたしは家…高級マンションの一室から荷物を持って抜け出した。
「さあっ!ぼうけんのはじまりだっ!」
何だかんだテンションが上がってた事は別に否定しない。
この時のわたしは知らなかった、まさか《
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