1.当時の国際関係と国際魔方陣天文台の建造
当時の人類世界には、以下の諸国が存在した。
森林連合王国、
森林連合王国は魔力樹液を分泌する法樹を魔法の為の魔力源とする
そして
これら三国家はそれぞれ資金力、軍事力と人口、魔法技術において
また、非
そこに
必然、一触即発の自体となった。
だが、各国もそこで即座に戦争にいかないだけの理性は持っていた。等しく魔王国と戦った仲という意識もあり、そしてまた、二度の大戦で、戦というものがどれほど甚大な被害をもたらすかという事も骨身にしみていた。再度の大動員など、国家の大戦で負ったダメージを考えれば避けたい。緊張緩和を求めて外交が重ねられ……会議が進まず踊りまくる中、苦し紛れに幾つかの国際的協力によるプロジェクトがひねり出された。
……とりあえずのポーズでしかなかったその一つである、航空魔法発展の為の研究施設としての国際魔方陣天文台の建設が、歴史を大きく動かす事になる。
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