面白い小説が書きたいけど書けないから辛い ~読者が回想できるような小説はどうすれば書けるのか頑張って考える~
空色ましろ
自身の思考のエッセンスを集約する
名作とは何か(更新途中)
多くの人が思い浮かべる名作とはなんだろうかと思う。
ひとつ確かなのは、ひとつの時代に多くの作品が生まれる中で、その作品が本当に面白くって他の人に伝えたいから名作になるんだと思う。
創作物は名作に含まれるから、創作物という括りの中で考えてみる。
小説も映画も漫画も媒体は違うが、同じ要素だと仮定してみる。
例えば、自分が思いつく範囲で調べた世間一般に名作と認知されているものを列挙しまくってみるとこうなる。
映画)
1940:独裁者(チャップリン)
1954:七人の侍(黒澤明)
1975:ジョーズ(スピルバーグ)
1977:スターウォーズ(ジョージ・ルーカス)
1996:ミッションインポッシブル(ポール・ヒッチコック)
1997:タイタニック(ジェームズ・キャメロン)
2010:インセプション(クリストファー・ノーラン)
ここで、2点気づいた。
①ここに挙げられる作品を作った監督は他にも他の人が面白いと言っているような名作を作っている。
チャップリン→モダン・タイムス
黒澤明→隠し峠の三悪人
スピルバーグ→ジュラシックパーク
ジョーズルーカス→(スターウォーズシリーズ以外なくね?)
ポールヒッチコック→オペラ座の怪人
ジェームズキャメロン→アバター
クリストファーノーラン→テネット
自分は大学生だから、インセプションくらいしかリアルタイムで見ていない。作品をリアルタイムで映画館で見る世代だと、人間同士の横のつながりで口コミが広まる。だが、何世代も前の作品だと周りに知っている人が少ない中で、でも誰かにオススメされたから自分は知っている。
②他の界隈の名監督や名作家にも影響を与えており、しかも公言されている
スターウォーズは七人の侍をモチーフにしているのは有名だし、ワンピースの尾田栄一郎もスターウォーズと七人の侍をモチーフにしていると聞いた。
他にも、ジェームズキャメロンやクリストファーノーランも宮崎駿の影響を受けてるし、三谷幸喜ですらチャップリンからひらめきをもらっている。
それは、何年も前の作品で、昔と今は価値観も違うはずなのに、昔も今も共通の「面白さ」というものが根底にあるはずだからだと思う。逆に考えると、自明でない「面白さ」を各時代の人々が定義してきたおかげでみんなと共通の「面白さ」を分かち合えているのかもしれない。
踏まえて、名作は以下に定義できると思う。
【定義】:遍く時代の人々に読み語り継がれるほど楽しくって面白いもの
この定義を満たすように次節以降は考察を進めることにする。
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