2023 02 10

 ウクライナ戦争が一年なりました。初めは二週間で終わるだろうなんて言っていた評論家なる者たちでしたが、一年というかまだまだ一年もあるかもしれません。

 欧米から300両の戦車をウクライナに供与するというニュースがありました。戦車は一両で10憶~20億円もあるとか、300両で3000億~6000億ということです。私の財布にあるのは、3000円です。一日で1000円で足るので、3000円で十分ですが、戦争はできません。

 元自衛官の戦車隊に居た知り合いがいます。彼に云うと、10憶円は一両本体だけで、砲弾、メンテナンス、ガソリン、食糧、その他があり、その三倍になるのだそうです。砲弾だけで100万円、砲身は1億円で、100発撃つと砲身が摩耗するので砲身を代えなくてはいけないそうです。要するに100発撃つと都合2億円です。兵隊も一両で5名から要るのですが、交代は3時間が限界で朝から晩まで計20名が要るのですから、人件費も多い。それに、ガソリン車もメンテナンスの車両も食料もあり、救護班の人員もメンテナンスの人員も。一両の戦車が出ると20台の車列が続くそうです。

 どっちにせよ、戦争は金がかかるから、やってはいけない。でもプーチンはやったのです。もしかしら頭悪かったんじゃないかな。

 その元自衛官は、現役の頃、戦車隊の戦車を解体したことがあると云ってました。自衛隊は、災害と演習とかが無いと普段は暇なのです。しかし、ある程度解体すると組み立てが分かりませんで困ったのです。結局、三菱重工に頼んだのですが、三日間してやっと組み立てが終わりましたのです。三菱重工の人に「修理とかメンテナンスはしますが、解体と組み立てはダメです」と云われたらしい。次の月に「戦車の解体はしないように」と回覧がありましたとさ。

  


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