第7話 遠のく貴方へ

貴方の低く渋い声が好き


私の言葉に

少しはにかんで笑う貴方が好き


前向きになれと

背中をおしてくれた貴方が好き


でも


貴方のみる景色は私とは違ってた

色も形も広さも全て


貴方の見る景色が見えない私

わかっていても動けずにいる私


複雑な想いを抱きながら

矛盾だらけの私の思考回路


だからどうか許して下さい


密かに貴方だけを

遠くから見つめる事だけは


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