自殺報道のこと

障害者枠で転職することにした。手帳の等級は申請中だから分からないけれど。

国の指示とはいえ、障害者を雇える地力を考えると大企業に就職するのだろうとぼんやり期待していた。けれど、思った以上に枠はなく、なんなら中小の方が多くて、自分の予想に反して転職活動は難航するかもしれない。ただ、事務職の割合は障害者枠のほうが大きく感じた。とはいえ、事務職というか、細かい作業は向いてないから、あまりそのアドバンテージを活かせそうにないけど。



最近、ネットで攻撃されている芸能人が自殺、あるいは自殺を試みたというニュースが流れる。自業自得ともいえるし、誹謗中傷の被害者になったともいえるけど、自分には神様みたいにネットリテラシーの正誤を決められる訳では無いので、倫理的な問題は割愛する。


ただ、マスコミの報道姿勢は変わるだろう。人を殺したとか薬物で逮捕されたとか、それによって配信が停止したりキャストが変わったりすることは、いままでと同じだろうけど。すくなくとも、LGBTQとか、不倫とか、問題行動とか。そういった報道は控えめになるかもしれない。


前も述べたけど、マスコミにも法律や決まりがあって、最近ではWHOの自殺報道ガイドラインに則った報道をするように姿勢が変わってきたと思う。だから、今回の一連の事件に関しても、何かしらの対策を打つだろうという予感はある。


そういった方針を定められるのは組織の強みだと思う。一方、SNSは無秩序だから、一人が声を上げても、批判や中傷はなくならないだろう。


動くなら警察かなぁ……と思いつつ、大人数の規制に走ると表現の自由が奪われかねない。


各人に節度を持った発信を心がけてもらうしか現状なさそうだけど、絶対無理だろう。 なんというか、自分の発信内容を一度鑑みて、傷つける前に踏みとどまってくれたらいいのだけれど、高望みだろう。攻撃することしか頭にない人って多そう。


冥福を祈ると同時に、ネットリテラシーの過渡期に立たされている感覚があるのは私だけだろうか。




やっぱ誰かが死ぬって悲しいな。

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