「なんでですか?」

「今行くと兄ちゃんでも死ぬから、あなたは絶対ダメ」

「今下では何が起こっているですか?」

「兄の能力は知っている?」

「いいえ、ですがマナを使わない何かだと」

「だいたい正解。詳しく言うと兄の力は体の一部のように血を自由自在に操る力です」

「じゃあ体が赤くなったのは?」

「それは血液濃度を高め圧縮しているからそう見えているだけです」

「わかりました。ありがとうございます」

「では次に行きます。本当に家に帰りたいですか?」

「それに関してはどちらでもいいです。死にたくはないので」

「じゃあ兄と同じ部屋で寝てもらいます」

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