「優、こんな所でまだやってたんだ」

「・・・そうだよ」

「誰も拾えないのに、意味あるの？」

「・・・俺がやりたいからする。それにいつもやってることをやらなくなると出来なくなるかも知れないし」

「・・・確かにそうね」

「・・・君こそなんで、ここに、こんな汚い所はもう来ないんじゃないの？」

「・・・今日はたまたま、通り掛かっただけだよ」

そんな、ツンデレみたいな理由で来ないだろう。

「・・・じゃあ、俺練習再開するから」

「分かった。邪魔して悪かったわね」

「えっ」

「私はもう行くから」

いつぶりだろうか、彼女が謝ったのは

そして、気がつくと、昔によく貰った懐かしい差し入れがあった。

ーーー

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