第2話



 「お前!!今までなんで試合に出なかったんだよ!!」


「えっ、あ、あのそれは」


チームメイト全員がその光景怯えている。主にキャプテンである、夏が冷や汗をかいてる。


 「ずっと、掃除してからです」


「はぁ??」


監督が思わず大声を上げる。

 


 だが直ぐに冷静になって考えたら。 監督は何人も人をチームを人を選手見て来たから、分かる。すでにこの松がチームにおいてどのやうな立場が理解した。だからこそ、もしかしたら一つは極めてるものがあるかも知れない。そう思っていた。


 

もうすでに理由は把握して、怒りが話が出ていた。


 だが、相手はまだ高校生だし、俺に反感されて松が試合出来ない状況になっても困る。


 怒りを抑えて


 「よし、分かった。松もこれからは練習に参加してもらう」


「いいんですか!!」


この喜びを見ると尚更チームに怒りが湧くが、それを当の本人の為に抑える。


 「あー、あとみんなもこれからよろしくな」


だが、それに答えられるものはいなかった。


 それ程までに、先程の光景に付いていけるものがいなかった。


ーーーーーーーーー


 監督は一度休憩を入れると、


 「ありえないだろ」


  床に思いっきりあとが付いてる。


 このサーブをもし受けようとしたら、腕大丈夫なのか??


ーーーー

  

 「まっくん!!」


「何??夢?」


「まっくんサーブ、あんなに出来るなんて知らなかったよ」


「させて貰えなかったし」


「いや、言えばいいじゃん」


「自分から上手いとは言わないでしょ。あと言える空気じゃないし」


「けど、」



「松、こっちに来てくれ!!」


松は監督に呼ばれる。


 「あぁ、」


ーーーーーー


 「松、今から連続でサーブを打ってどれくらいで入るか検証させてくれ」


「いいですけど」


「松はどれくらい入ると思っているんだ??」


「疲れるまでですかね?」


「はぁ??」


「俺、サーブ、全く外さないんですよ」


「はぁぁ??」


「とりあえず、証明も兼ねてやりますね」

 

 ドンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ー!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 

 ドンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ー!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 

 ドンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!ー!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 ドンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?ー!!!ー!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーー

 


再び、チームメイトと監督はその光景に目をやられていた。


 100回目が入った。


 気付いた体育館の片面が跡だらけになっていた。

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