寝顔泥棒

吉田定理

寝顔泥棒

 夏川明香里(なつかわあかり)は盗撮をしてしまったという自覚があった。

 明香里はその日、愛用のデジカメを手に、校舎内をうろうろしていた。高校生フォトコンテストに応募する写真を撮るためだ。

 五階の美術室のドアは最初から半分ほど開いていた。たまたまその前を通りかかったとき、中の様子が見えてしまった。決して自分からのぞき見をしたわけではない。

 美術室には、机に両腕を組んで置いて、その上に顔を乗せて眠っている女子生徒がいた。顔は明香里の方を向いている。黒髪が、今まさに机の上からこぼれ落ちていく墨のように垂れ下がっていた。

 眠っているのが、あの雪島沙夜(ゆきしまさよ)だと気づいたときには、もうデジカメのファインダーをのぞき込んでいた。美術室は机やイーゼルが部屋の隅に追いやられ、真ん中に広いスペースが作ってあった。そこに沙夜が描いたと思われる絵がぽつんと置かれていて、沙夜は三メートルほど離れたところに机に伏している。自分の絵を眺めているうちにうとうとしてきて、眠ってしまったのかもしれない。

 窓が細く開いていて、風がかすかにレースのカーテンを揺らしている。それを透かして薄っすらと、散り始めの桜が見える。それらすべての情景が出来すぎていると思ってしまうくらい「絵」になっていて、このチャンスを逃したら後悔する、と明香里は思ったのだ。

 心臓の鼓動が速く大きくなるのを感じたのは、絶対にいい写真になるという確信があったからであり、自分のやっている行為が盗撮という悪事だとわかっていたからだ。美術室には入らずに、床に片膝を突いて息を殺して、震える右手の人差し指に力を込めてシャッターボタンを押した。ただ夢中で、その後のことなんて考えなかった。 

 小気味よいシャッター音が鳴って、写真が撮れた。撮ったばかりの写真をすぐにデジカメの画面上で確認する。自分でもびっくりするほどうまく撮れていて、鳥肌が立った。踊り出したいのを堪えてうずうずしていると、声をかけられた。

「誰? 私のこと、撮ったの?」

 明香里はぎょっとしてカメラを落としそうになる。

 顔を上げると、机に伏していたはずの沙夜が起き上がって、疑いの目でにらんでいた。

「それ、盗撮って言うのよ」

「ご、ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったんですけど、すごく絵になっていて、素敵だったので、つい」

「見せなさい」

 沙夜は椅子から立ち上がり、むかってきた。有無を言わさぬ迫力に押されて、明香里は一歩も動けなかった。

「撮ったのはどれ」

「あの、これ、なんですけど」

 明香里はついさっき撮った写真をもう一度画面に表示させた。沙夜は明香里の手からデジカメを奪って、自分の写真を確認し、

「そもそも、どうしてデジカメなんて持っているの? スマホでいいじゃない」

「そうなんですけど、これで撮ると背景がうまくぼかせたり、スマホよりズームができたりするので。ほら、これも背景がいい感じにぼやけてますよね」

 画面を指差して説明する。写真は沙夜にピントが合いつつも、後ろのカーテンや桜がぼやけて幻想的な雰囲気を創り出していた。

「ふうん。なるほどね」

「わたし、今、高校生フォトコンテストに応募する写真を撮っているところだったんです」

「じゃあこの写真、コンテストに出すつもりだったの?」

「これは、さすがに本人の許可なしで出すわけにはいかないので」

「いいわよ」

「え?」

「これ、写真のコンテストに出したければどうぞ」

「本当ですか。いいんですか」

「ええ。私が言うのもなんだけど、よく撮れているし」

 沙夜はカメラを返した。

「雪島さん、ありがとうございます」

「あなた名前は?」

「わたし、夏川明香里です。雪島さんと同じ二年生です」

「一つ条件があるわ。入りなさい、盗撮魔の夏川さん」

「え? 盗撮魔!?」

「違う?」

 明香里はわけがわからぬうちに沙夜に手首をつかまれ、強引に美術室に引っぱり込まれた。

 ピシャンとドアが閉じられた。




 高校生フォトコンテストに応募した写真は、見事に入選を果たした。夏川明香里のカメラ女子人生において初めての栄誉だった。

「あのう、雪島さん」

「はい?」

「こんなこと、いつまで続ければいいんですか」

 放課後の美術室。

 窓の外の桜はすでに葉桜になっている。

 真ん中に作った広いスペースで、明香里がポーズをとり、それを見ながら沙夜が絵を描いている。

 明香里の足元にはヨガマット。その上で両足を大きく開き、右手は左足のすぐ横に突き、左手はまっすぐ天井にむかって伸ばしている。顔は伸ばした左手の先を見るように上を向いており、髪はだらんと垂れ下がって、おでこが見えている。

「何よ、このあと用事でもあるの? あなた暇人でしょ?」

「暇ではあるんですけど、そうじゃなくて、わたしはこの先ずっと絵のモデルを続けなきゃいけないのか、っていう意味です」

「嫌なの?」

「嫌ですよ。この体勢、辛いし恥ずかしいし」

 明香里は文句を言いながらもポーズを崩さない。

 沙夜は涼しい顔で長い髪をかき上げてうそぶく。

「いいじゃない。毎日三十秒やると、やせるらしいわよ」

「毎日三十分やらされてるので、もうやせました。いい加減、やめたいです。もうイヤです」

 明香里の額に女子高生らしからぬ皺が寄っているのは、体力的な疲れだけのせいではない。

「でもあの写真、コンテストで入賞したのでしょう?」

「はい」

「また別のコンテストがあるのでしょう?」

「はい」

「昨日も特別に写真、撮らせてあげたわよね?」

「はい。一枚だけ」

「本当は私にいじめられてちょっと嬉しいんでしょう?」

 明香里は心外のあまりポーズをとっていたことを忘れて、まっすぐに居直ってしまった。

「いいえ! ないです。絶対にないです。写真のために嫌々やってるだけなので」

「モデル、ちゃんとやって」

「あっ、ごめんなさい」

 明香里はまた「ねじった三角のポーズ」をとるためにヨガマットの上で足を大きく広げ、両手を伸ばして上体を傾けた。太もも、腰、背中、二の腕、身体のあちこちが悲鳴を上げる。

「すみません、これ本当に辛いです」

「知ってるわ、盗撮魔さん。がんばって」

「くぅ……」

 食いしばった歯の間から、情けない声が漏れた。




 夏川明香里は昔から写真を撮ることが好きだったわけではない。

 明香里は普通の、平凡な女子高生だ。胸を張って得意だと言えることもないし、中学校でも高校でも、運動も成績も、中の中だった。趣味らしい趣味もなく、長く続けている習い事もなかった。

 去年、高校に入学し、どんな部活に入ろうか迷った挙句、結局どこにも入らなかった。どの部もそれなりに楽しそうに見えたけれど、自分が夢中になれるとは思えなかった。中学時代にやっていたソフトテニスは仲のいい友達がいたからやっていただけで、自分にソフトテニスに対する情熱がないのははっきりしていた。そうかと言って、新しい部活を始めるのも、夢中になれないものがまたひとつ増えるという結果になるのが怖かった。

 そんなとき、たまたま校内の掲示板で「高校生フォトコンテスト」のポスターを見たことが転機になった。「スマホで撮った写真でも応募できます」「高校生なら誰でもお気軽にご応募ください」ポスターにはそんな言葉が並んでいた。特別なものは何もいらないし、頑張るぞと宣言するような肩肘張った気構えもいらない。気分が乗らなければサボればいいし、向いていないと思ったらやめればいい。それで誰に迷惑をかけることもない。これならわたしにもできるかも、と明香里は思った。

 そうして、スマホを片手に何気なく校内を歩き回ったり、家の近所を散歩したりして、気が向いたら写真を撮る。時間にも規則にも縛られない自由さが心地よくて、いつしか写真を撮ることにハマってしまった。もっと綺麗に撮りたいという欲もだんだんと出てきて、今では父が昔買ったデジカメを借りて使っている。

 写真を撮り始めた頃は、風景や花、動物などを撮ることが多かった。それはそれで楽しかったし、自分ひとりで完結するから気楽だった。しかし、もっと人物も撮りたいという気持ちが芽生えて、まずは家族やごく親しい友達を被写体に選んだ。

 雪島沙夜のことが気になり出したのは、その頃からだ。

 沙夜がよくひとりで美術室にこもって絵を描いていることは、あまり知られていない。しかし、沙夜の名前と顔は、最初の一年で同学年のほとんどの生徒に知れ渡っていた。

 沙夜は成績がよく、校内テストでは常に上位にいるし、授業中も先生に指名されると何でもパッと答える。しかも運動神経もよく、去年の体育祭ではリレーにバスケットボールに大活躍した。だからなぜどこの運動部にも入らないのかと疑問に思われている。

 加えて、あまり積極的に他人に関わろうとしない、ミステリアスな性格。周りに流されず、孤独を恥ずかしがることのない強さ。

 そして最後に何よりも、高校生離れした独特の美しさが、彼女という存在のすべてに説得力を持たせている。いつか事務所にスカウトされるのではないかと噂する生徒もいるくらいだ。そんなだから、雪島沙夜は校内ではちょっとした有名人だ。

 沙夜は大人びた顔をしている。それに相応しい大人の立ち振る舞いも身につけている。一方、明香里は童顔で、いつまでも両親や友達に子供扱いされている。

 沙夜は同性でさえ羨むほどきれいな、くせのないストレートの黒髪をしている。一方、明香里はふわふわしてまとまらない自分の髪が好きになれない。

 才色兼備で大人な雪島沙夜は、中の中で童顔でくせっ毛の夏川明香里とは生きる世界が違う人間だ。同じクラスになったこともないし、しゃべったこともない。ただ遠いところにいる存在として、明香里の方が一方的に、漠然とした憧れを抱いているだけだ。

 しかし、だからこそ、一度でいいから沙夜を撮ってみたいという気持ちは、明香里が気づかないうちに、明香里の胸の奥で育っていた。もしもこの手で沙夜をフレームにおさめることができたら、出来あがる写真は、きっと魔法がかかったように素敵な一枚になるに違いないのだ。いつしか明香里は沙夜を見かけるたびに無意識に目で追うようになっていた。

 だからあの日、美術室でひとり眠っている沙夜を見つけたとき、これは神様がくれたチャンスだ、と明香里は思った。




「腕が下がっているわ。まっすぐにして」

「すみません。でも、本当にきついので」

「言い訳するの? あなたが盗撮魔だとばらしていいかしら?」

「コンテストに出していいって、言ったじゃないですか」

「コンテストへの応募は許可したわ。でもあなたが私を盗撮したという事実は消えないわ」

「あの雪島さんが、こんなに性格悪かったなんて知りませんでした」

「私、性格がいい振りなんて、していないつもりだけど」

「そうですね、わたしの勝手な思い込みですね。やっぱり顔がいい人って、ちやほやされるから性格が歪むんですかね」

「性格の歪みは写真にちっとも写っていないでしょう?」

「だからみんな騙されるんだ」

 沙夜が被写体として特別な魅力を持っていることは間違いない。

 明香里は身体中あちこちぷるぷる震えながら、呆れてため息をついた。

「もうイヤ。どうしてこんな人、撮りたいと思っちゃったのかな。わたしのバカ。世の中、間違ってる」

「はい、おしまい。どうぞ楽にして」

 沙夜が筆を置いた。

「やったー! 終わったー!」

 明香里はヨガマットの上に崩れ落ちた。手足がマットからはみ出すのも気にせず、大の字になって天井を仰いだ。

「あー、しんどかった」

「おつかれさま。絵が完成したから、明日から来なくていいわ」

「え?」

「何を驚いているの? あなたは自由になった。盗撮されたことは忘れてあげる」

 自由。

 そうだ。もともと部活ではなく、自由にやれるからこそ写真を撮ることが好きになったのだ。性悪の雪島沙夜から解放されたのは喜ぶべきことのはず。それなのに、素直に喜べないのはどうしてだろう、と明香里は困惑した。

「夏川さんってわかりやすいわね。寂しいって顔に書いてあるもの」

「うそっ!?」

 明香里は横になったまま、焦って自分の頬に手を触れた。

 沙夜が吹き出した。椅子に腰かけたまま反対を向いて顔を隠しているが、背中がくつくつと揺れる。笑い声を堪えているらしい。

 初めて見る沙夜の笑いだった。鉄人の雪島さんも普通に笑うんだな、と明香里は思った。

「あの、いつまで笑ってるんですか」

 明香里は悪女の後ろ姿を湿った目つきでにらんだ。

 沙夜はケホケホと咳き込みながら向き直る。

「失礼したわ。あなたがあまりに面白かったものだから」

「本当に性格悪いですね」

「ありがとう。ところで、そんなあなたに提案があるのだけど」

 沙夜が微笑んだ。

 もしもカメラを手に持っていたとしても、とっさにはシャッターを切れなかっただろう。

 絶対に悪いことを考えている笑みだ、と明香里にはわかった。わかっているのに、心を引かれ、きれいだと思ってしまったことが悔しい。

「もし今後も私を撮りたいなら再契約してもいいわ。絵のモデルをやってくれている間は、私なんかでよければ好きなだけ撮らせてあげる」

「ほ、本当ですか」

 明香里はバネのように飛び起きて身を乗り出した。しかし、こういうところが子供っぽいと言われる原因だな、と思って恥ずかしくなり、おもむろに居住まいを正した。冷静にゆっくりと話し始める。

「確かに、雪島さんを撮りたい気持ちはありますよ。雪島さん、女優みたいで絵になるし。だからその提案はとても魅力的ではあるんですが、最近身体があちこち――」

「ポーズや表情もリクエストに応えましょうか」

「契約させてくださいよろしくお願いします」

 明香里は語気鋭く言い放ち、頭を下げた。

 沙夜に好きなポーズをさせて、気が済むまで撮影させてもらえるなんて夢のようだ。沙夜を思いのままにできるという欲望に抗えなかった。どんなポーズをしてもらおうか。どんな表情ができるのだろうか。どんな写真が撮れるのだろうか。素敵な作品になるに決まっている。ならないはずがない。想像が際限なく膨らみ、手がシャッターボタンを探してうずうずしている。

「じゃあ、再契約完了ね」

 今、沙夜は絶対に勝ち誇ったような顔をしているに違いない。明香里は悔しいので、沙夜の顔を見ないように頭を下げたままにすることにした。

 床の木目を見つめながら、明香里は思う。

 まんまと契約させられて、わたし、ちょろい女。

 しかし、沙夜とこれからも会えると思うと、ほっとしている自分もいることに気づく。

 もしかして、わたし、沙夜のことが――

 沙夜の声によって、明香里の思考は中断された。

「今日はもう帰ろうと思うのだけど、どうする? 早速リクエストがあれば、お相手しましょうか?」

「いいんですかっ」

 明香里は勢いよく顔を上げた。

「ええ、もちろん」

 沙夜は椅子から優雅に立ち上がって明香里の前に歩み出る。首を30度傾けて、くしゃっと片手で髪に触れるポーズをしてみせた。

「こんなのは?」

「あ、え、それ、いいです、すごくいいです」

 やっとの思いで喉の奥から引っぱり出した言葉がそれだけだった。あたふたと愛用のデジカメを探して両手を彷徨わせたが、美術室の隅に置いてある鞄の中に入れたままだと気づく。

「ちょっとそのまま待っててください」

 明香里は早口で言って、凝り固まった身体がきしむのも構わず、鞄へカメラを取りに行く。

「慌てなくても好きなだけ撮らせてあげるって言ったでしょう」

「でも、同じポーズで撮っても、まったく同じ写真にはならないですよ。あー、雪島さん勝手に動かないで!」

「撮るなら早くしてくれる? 疲れるのだけど」

「すみません。はい、撮りまーす」

 急遽、撮影会が始まったのだった。




*****




 夏川明香里が美術室の壁に寄りかかって、静かに眠っている。

 体育座りを崩したような格好で、左手には愛用のデジカメ。

 絵のモデルで無理な体勢を続けて体力を消耗した上に、撮影会ではしゃぎすぎてエネルギーが底をついたのだ。よほど楽しかったのか、寝顔には満足げな笑みが浮かんでいる。細く開いている窓から忍び込んだ風がレースのカーテンを膨らませ、明香里の頬を優しく撫で、くせのある髪を揺らす。

 そんな明香里のそばにしゃがみ込んで、雪島沙夜はじっと寝顔を眺めている。

 明香里の血色のいい唇がときどきわずかに動いて何か言おうとしているようにも見える。と思えば、眉根が上がって困ったような表情になったり、安らかで幸せそうな微笑に変わったりする。感情が豊かで、ずっと眺めていても飽きない、と沙夜は思った。他人の寝顔をこんなに近くでじっくりと眺めたことはないので、沙夜にとって新鮮な時間だった。

 沙夜は思いついたようにスカートのポケットに手を入れ、スマホを取り出した。カメラのアプリを起動し、レンズを明香里に向ける。画面に映し出された明香里を確認しながら、いい構図を探す。

「ふふっ、かわいい」

 お気に入りの構図が決まり、シャッターボタンをタップした。

 パシャッと意外に大きな音が鳴ってしまい、驚いて心臓が跳ねた。慌てて立ち上がり、眠っている明香里に背中を向けて少し離れる。振り向くと、何が起こったのかときょろきょろしている明香里と目が合った。沙夜は笑いを堪える。

「あっ、雪島さん今わたしのこと撮ったでしょ」

「撮るわけないじゃない」

 沙夜は明香里に向き直りながら、スマホをにぎりしめた手を腰の後ろに隠した。

「じゃあそのスマホ見せて」

「絶対見せないわ」

 沙夜はくるりと身をひるがえし、机の横にかけておいた通学鞄を手に取って出入口のドアへと向かう。

「それじゃあさようなら。夏川さん、また明日ね」

 ドアを開けてすぐに逃げられるようにしてから、ひらひらと手を振った。

「ずるい。スマホ見せなさーい」

 明香里が自分の鞄をひっつかんで立ち上がり、慌ただしく追いかけてきたので、沙夜は美術室を出て逃げた。

 後ろから明香里の声と足音がついてくる。

 追いつかれるわけにはいかない。

 子供っぽくほころんだ顔を明香里に見られるわけにはいかないのだから。



おわり



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