狸のラーメン道~後日談

saito sekai

saito sekaiの罰?

昼下がりの喫茶店。例の狸のラーメンについて友人Hと話している。


「兎に角、不思議だった。そのラーメンは美味しかったね。あの狸、もう一度来ないかなぁ」


「へえ…そんなことあるんだ…都市…こんこん…伝説だなそれ…こんこん…」


「なんだお前、夏風邪か?」

Hの咳き込みは止まらない。俺は徐々に、話の展開が読めてきた。


「おい、H。それじゃあありきたりの話じゃないか、狸だからって…」


Hは獣の形相に変貌しながら、こう呟いた。


「俺に言われてもな…これ書いてるのsaito sekaiだぞ」      完

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狸のラーメン道~後日談 saito sekai @saitosekai

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