2023年7月7日 21:17
第1話 荘 綽『雞助篇』への応援コメント
格物致知は、物をただして知を致し、意を誠にして心を正しくし、身を修めて家を斉え、国を治めて天下を平らかにするという『大学』の最初の一句にちなむことばだったと思います。お書きになっているように、朱子と王陽明で解釈が違い、物をよく観察してよく知る、が朱子の説、物に働きかけてよく知る、が王陽明の説だったと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。 調べたところ、そうしたことが書いてありました。私は、朱氏はまともに読んだことがなく、「論語」を少し読んだくらいです。ただ、朱氏学を含め、この時の儒教が仏教の巨大な影響を受けたことは知っていたので、本文中で、『格致[格物致知=最終的に至るべき知]』としたのは、恐らく、そうしたところなのではないかと考えてです。 孔子のときは、国のまつりごとなり個人の行動規範なりの学問だったりと想います。それが、仏教に対抗するために、陰陽2元論など――現代の言葉でいえば物理学――を取り込んで、宇宙の成り立ちから個人の行動規範、そのすべてを説かんとしたのが、朱氏学かなとは想います。 壮大この上なく、興味が惹かれるところではありますが、何せ、言葉使いが分かりにくく、まさに敬して遠ざけるといった感じです。
第1話 荘 綽『雞助篇』への応援コメント
格物致知は、物をただして知を致し、意を誠にして心を正しくし、身を修めて家を斉え、国を治めて天下を平らかにするという『大学』の最初の一句にちなむことばだったと思います。お書きになっているように、朱子と王陽明で解釈が違い、物をよく観察してよく知る、が朱子の説、物に働きかけてよく知る、が王陽明の説だったと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
調べたところ、そうしたことが書いてありました。私は、朱氏はまともに読んだことがなく、「論語」を少し読んだくらいです。ただ、朱氏学を含め、この時の儒教が仏教の巨大な影響を受けたことは知っていたので、本文中で、『格致[格物致知=最終的に至るべき知]』としたのは、恐らく、そうしたところなのではないかと考えてです。
孔子のときは、国のまつりごとなり個人の行動規範なりの学問だったりと想います。それが、仏教に対抗するために、陰陽2元論など――現代の言葉でいえば物理学――を取り込んで、宇宙の成り立ちから個人の行動規範、そのすべてを説かんとしたのが、朱氏学かなとは想います。
壮大この上なく、興味が惹かれるところではありますが、何せ、言葉使いが分かりにくく、まさに敬して遠ざけるといった感じです。