1043話 三柱の話し合い
「日本国内の結界外地域に潜伏していたの!アイツゆーちゃんが何でも受け入れるからって態々釘刺してきたよ!」
「「は?(低音ボイス)」」
「私を怒らないでよ!」
「それで、奴はどの辺りにいる?」
「みっちゃん、教えたところで直接行けないじゃん」
「人員であれば箱庭の者達を派遣する」
「他人任せ!?」
「馬鹿言うな。地球上空を視ろ、先程配備を終えたぞ」
「えっ?……!!?」
「元第一神具、護剣3600すべて衛星軌道上に配置している」
「そこまでする!?それに使えて370までしかできなくなってたんでしょ!?」
「ゆーくんがらのプレゼントのおかげで澱が浄化されて力が幾分回復した」
「それ、実質若返り…不敗復活?何千年ぶり?」
「ゆーくんに負けてばかりなのに?」
「でもあんなに展開させて自分の世界域は大丈夫なの!?」
「全撤去済みだ。むしろ神気が強くて全員が疑似神人になっているな…」
「修羅の世界が2階級特進!?」
「修羅半分オタ半分…かなぁ…」
「「えっ?」」
「…今、ゆーくんに何かあったら…うちの世界の連中が殴り込みに来る」
「大惨事じゃん!」
「やだ…上位世界の疑似神人って…同格じゃないですかぁぁぁ!」
「あっ、なーかしーたー泣かし-たーせーっちゃんがーなかしーたー」
「と言うか祓戸神気付いて?自分の位階がどうなっているのかを!」
「えっ、と?」
「私達と共に仕事し続けて、ゆーくんのダイレクトアタックを受け続けた結果、神位が主神クラスにはなっているからな?」
「ふぁっ!?」
「因みに一番凄い事になっているのは少なくとも1日の半分は箱庭で過ごしている石長比売だから…家の掃除とかメイド達とやってるし…」
「みっちゃん、黒いオーラが出てる…」
「いけないいけない…話を戻そうか」
「あ、戻すんだ…とりあえず急ぐのはゆーくんの父親(元)以外の敵を撃滅させること。そしてその後は…ゆーちゃんが普通にこの世界で生活出来るようにすること」
「2番目は不可能だと思うんですけど…」
「ゆうくんの天秤は均衡を保っているし、セーフネットは2段階用意しているが…この世界の人達次第としか言いようがない部分がなぁ」
「神国に移動させても異界の神であることは確かだしね…この非常事態が終われば私達も…」
「神国への観光目的の渡航は承諾いただいているぞ」
「待って!?誰から!?」
「ユルフテラ様から」
「「うそぉ…」」
「なので最悪神国に職場を移して貰って定期渡航と言う手もね…日本の協会本部とはゲートを繋げばいいわけだ。ただし神国から出ることは出来ない」
「それはちょっと可哀相というか…」
「決まりは決まり、そう多くの例外は作れない。その例外が世界を壊すからな」
「「……」」
「それに…下手をするとゆーくんの世界を欲する戦争が起きるぞ?」
「何処情報!?」
「戦神系の情報でな…裏で本邸に反抗的な連中が企んでいるらしい。まあ、今襲う馬鹿はいないから地球の問題が解決してからだろう。どうせあの守りは突破できん」
「「……気が重い」」
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