1028話 今日のゆるせお配信
「はい~祓戸と?」
「…ユグドラシルの配信のお時間です」
『おや?』
『ユグドラシル様テンション低いな?』
『昨日もじゃね?まだ引き摺ってるの?』
『いや、なんかとんでもなくお疲れモードじゃね?』
『あー…昼夜勤明けの俺みたい』
『それはそれでどうなんだ!?』
「酷くない?」
「酷くない」
「私が普通に参加していたときもずっと私から搾り取っていたよね!?」
「おかげさまで私は助かりました」
「せっちゃんもみっちゃんもそうだけどさぁ!モノには限度があるんだよ!?」
「いやぁ…ヤレと言われたので」
「うわ殴りたいその笑顔…みっちゃんから搾り取れば良いのに…」
『何の話をしているのかな?』
『センシティブ?』
『幼女神が幼女神を搾り取る…閃いた!』
『言ってごらん?大きな声で』
『あっ、えっと、えっちなのはいけないと思います!』
『えっちなのかぁ…そうぞうできんなこの神様がただと』
「言われてますよ」
「私だって成長した姿だったら美女だし!?」
「前に残念が付きませんか?大丈夫ですか?」
「言ったなぁ!?陰キャ美人!」
「ゆうくんには好評でしたから言われても傷付きませんねぇ!」
「!?ズルイズルイズルイズルイ!」
「今日最初の出来事は───」
「スルー!?」
『漫画やアニメのようなやりとり』
『だが現実でしかも神様方だ』
『しかもユグドラシル様は上の世界の神様だ』
『大丈夫かね世界は…』
『地球ほどではないんだろうよ』
『平和って事か』
「ん?結構ピンチだったよ?うちの世界」
「ですね。だいぶ追い詰められていたと伺いましたが」
「ゆーちゃんに助けて貰った」
「地球の前に他の世界の救世主という…しかもここより上の世界なのに」
「まあ、ゆーちゃんは兄者と同じで力が強すぎだからね…本当にどうしようもなくなったら箱船みたいな事してゆーちゃんに世界一新して貰うって手も」
「それやらせたら駄目だから僕達が頑張っているんじゃないですか…」
「もうウザイ連中要らなくない?まとめてポイした方が良いと思うんだ」
「気持ちは分かりますけど、もうちょっと我慢しましょう?ゆうくんの最後のお願いだったんですから」
「最後の一線そろそろ越えちゃうよ?」
「……まあ、神々の大法廷で審判が下される訳ですからね…最終的に地球人類の5%が恩人の顔に泥を塗る輩で1%はもう休んで欲しいという意思を籠めた善人だったわけだし」
「ノータイムで×ボタン連打した強者とか…あ、でもゆーちゃんが最速承認者なんだよなぁ」
「2位との差、0.17秒!どんだけ巫女様って呼ばれたくないんだというね…」
「でも姫様呼びされている現在」
「それは前からでしょ…復活してて草、とは思ったけど」
「せんせー、樹神殿が暴言吐いてまーす」
『あとで仕事追加します』
「みっちゃん酷くない!?天の声してるし!」
『後で神域裏と言われないだけマシと思ってください』
「あっ、これまだ怒ってるやつぅ…」
『何に怒ってるのかなぁ?(ニッコリ)』
『オネロリですか?そうですか?そうですね!?』
『いやぁ…なんか鬱憤的な怒りを感じるぞ?』
『そう?俺的には別の怒りを感じたんだが』
『別の世界を先に救った姫様w』
『強すぎる力のせいで地球だと被害が凄いと…どんだけ…』
『その切り札を俺らは要らないと捨てたんだが?』
『それは教えてくれないからだろ!』
『普通、神様に対してご飯抜きとか注意するとかお願いするなんて不敬できない』
『確かに巫女の肩書き如きでそんな恐ろしいこと出来るわけ無いんだよなぁ…』
『古参勢は知っててスルーという』
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