353話 7dayPM4~するべき事…モフモフ!
えーっと、僕は現在、石長比売様とマイヤとでも特殊な布の作成をしています。
プライベートボックスに入れっぱなしだった大量の白獅子の毛でボア生地を作成しているだけなんですけどね!
───いや、無茶苦茶特殊な製法ですが。
石長比売様とマイヤが石布と水布で裏地を作り、白獅子の毛を縫い込むという事をしている。
僕の作業は適宜白獅子の毛をプライベートボックスから取り出すだけ…
いや僕要らないですよね!?
『「要る!」』
あ、了解です…
夕飯の準備をしたいと言ったら即開放してくれた。
───さあ、最終日はカレーとシチューを用意しよう。
パンも用意して、完全武装!
トッピングは…5種で。
「カレーなら手伝えるッス!」
「トッピングも手伝えるわ」
感謝!圧倒的感謝!
気合いを入れて作りましょう!
一時間半の激闘を僕は忘れない…
タイムさんは途中買い物に行ってもらったり、フィラさんはひたすらトッピングの作成とかき混ぜ役を…
カレーもシチューも寸胴各2杯分用意完了。
味見もバッチリ美味しかったらしいし…タイムさん、フィラさん、絶対これ目的だよね?
トッピングはミニハンバーグ2種、ソーセージ、ミニカツ、半熟卵。
カレーとシチュー、そしてパンとご飯は神兵さん達の分を取り分けてタイムさんが速やかに持っていった。
フィラさんは試しに買ってきてもらった猫用ドライフードを持って白獅子達の所へ…お試しだから反応が悪ければ別の物にする予定。
さて僕は…石長比売のカレーとシチューを分けて持っていく。
「ご飯できましたよ」
「ありがとう。こっちも出来た」
「えっ?ありがとうございま………うわぁ…」
そこにあったのは僕とマイヤの犬耳パーカーと猫耳パーカーだった。
「何故、2種類…と言うか早すぎない?」」
「マイヤちゃんと作りながら話していたんだけど、生地を作るよりこっちの方が無駄なく出来るよねって事で…」
『マイヤ監修!パパとお揃い!』
「…そうだね。お揃いだね」
……マイヤが着ているパーカー、尻尾が少し動いているのですが…ちょっと鑑定
【白猫パーカー】ゴッド級:実質上界神器。ねこさんパーカーかわいい。
最高の手触りと着心地を貴方に。かわいい。尻尾もお耳も着た人の心情によって動く。可愛い。
環境保護機能、概念防御、異相結界、神威結界、石長比売の祝言等がふんだんに織り込まれ、如何なる災いも退けることが出来る反則級のパーカー。可愛い。
もふもふかわいいよもふもふ。コレ着てにゃーっていってほしい。
ええっとぉ……うん。鑑定担当の方、落ち着こう?
「とりあえず、着てみますね」
白猫パーカーを手に取る。
うわぁ、ふわっふわモフモフだ…でも裏はしっとり感ある不思議。あ、換装登録できるんだ…登録。
白猫パーカーにチェンジ
『マイヤも着る!』
マイヤも瞬間にお着替え。お揃いの白猫パーカーお目見えです。
「かっっっわ!」
石長比売様大興奮。見て分かるくらい顔真っ赤です。
うん。わかる。うちの子可愛いですよね!
『にゃー!』
「うん。マイヤ可愛いよ」
『にゃ!』
「えっと、僕も?」
頷かれる。
「…にゃー」
「「「かっっっっ!?」」」
あ、タイムさんもフィラさんも戻って来たんだ。
『パパ!せーの!』
『「にゃー」!』
あ、三名様ダウン…いやこれから食事なんですが…待って!?三名とも痙攣してる!?マイヤドヤ顔してないで何とかしよう!?
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