第8話 黄金のソファー
貧乏ってやだな
俺がそういうと
あいつは
私はあなたが好きだよ
と言った
それ 俺がビンボーってことじゃん
しかめっ面の俺
そんな顔しないの
あいつの笑顔はいつだって
今までの俺のしけた人生も
貧乏をも吹き飛ばす
俺の手を掴み 自分の胸に持っていき
一緒にいたら ここが豊かだから いいの
ああそうだな
俺は幸せもんだ
幸せな俺は お前をもっと幸せに してやりたい
豊かで立派で頼もしいもんだ
そう言って にやっと笑い
あいつのおっぱいを むにゅっと鷲掴む
馬鹿! そういう下品なあなたは嫌いよ!
顔いっぱい 大好きを浮かべて
うそぶくあいつの可愛らしさ
2人座る 居間のソファーが
黄金に染まる 陽だまりの午後
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