第8話 『書く時間』/「書く時間」始まり指定

書く時間、私は妻でも母でもなく、自由になる。

なんてチープな表現でしょう。でもね、筆名という別の名前を自分に与えた。

よくある「〇〇ちゃんママ」としか名前を呼ばれなくなったからじゃないの。

今日はこの名前で男子高校生になり、同級生の男の子に恋をする。

とてもふわふわと愉快だから、だけ。




#140字小説『書く時間』

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