魔法使いと魔法学院と異世界の者

魔法使いと魔法学院と異世界の者(帝国クラウド)


魔法使いは憂鬱(7)



魔法界最大王国(帝国クラウド)



帝国クラウドは他の国とは比べようもないほど大きな国だ、多くの国から人々が集まる

帝国の中央、帝都には色々な種族が集まる、魔法学院もあるので、優秀な魔法使いが大勢いる、、、


それは良い人達だけではない、中には何か企む者もいる、マリンやシンなども優秀な魔法使いだが、それを上回る魔法使いがたくさんいる、裏には、、、、


拓実世界はあまり不思議な事は何にも起こらない、魔法とは無縁の世界である、、、

拓実は毎日ボ~と暮らしてる

魔法の国では、勇者扱いされる程の活躍なのに、、、


さてこの間、シン王子からお誘いを受けた

帝都クラウドの魔法学院の卒業式だ、


「帝都クラウドか興味があるな、行ってみたかった、美幸もアイラ王女との再会を楽しみにしているし」


「そう言えば、ウオーカが明日、帝国クラウドに向かうぞと言ってたな、、」

拓実はすぐにみんなに連絡した、、、


次の日、全員、拓実の部屋に来た、

「多摩美、今回は忘れ物はないな」

「大丈夫、ウオーカさんの、取り寄せ袋があるから、、、」

「お前は、いつも、、いつも、、」

「うそよ、忘れ物はないわよ」

「さてと、魔法使えるの美幸だけだから、美幸大丈夫か、、」

「私は聖女よ、任せてね、、、」

「美幸さん性格変わったの、、、」


魔聖石の欠片を握りしめると魔力が上がった

「異世界転移魔法、、、」


白い霧、、パチパチと静電気の弾ける音、、

霧の渦の中を抜けると、ウィザード王国の門の前に着いた、、


門の前にはウオーカとミールが待っていた、「さて帝国クラウドに向かうぞみんな馬車に乗ってくれ」

「あれ、ウオーカ、瞬間移動の魔法で行くじゃないのか、、、」

「これだけの人数移動させると魔力を使うし、それと時間調整じゃ、宿予約したのは明日からだからな」


「クラウドまでは1日で着くからな、拓実や美幸さんの魔法も要らないよ」


次の日帝国クラウドに着いた、、、

通行書を持っていたので帝国にすんなり入れた、、


帝国は他の国と違って、全てが大きく豪華だ

多摩美は目をキラキラさせている、

「へえ~、ウィザードと全然違うよ」

ミールまでも落ち着かない様子だ、

「おお、、猫耳、獣人族だ、コスプレみたい、写メ撮るぞ、、、」


カズトが言う様に、確かに、いろんな種族が歩いている、、、

「着いたぞ、今夜泊まる宿だ、、、」

宿も大きく豪華だ、、、

「ウオーカさん、こんな所に泊まれるお金あるの、、」

「任せなさい、これでも王国の宮廷魔法使いウオーカだぞ」

「お父様それは関係ないです」

「多摩美さん、王様から、これまでのお礼として預かっていますから、大丈夫ですよ」

「お前達は荷物を置いたら、帝都を探索すると良いぞ」


カズトと多摩美はニコニコしてる

「お父様は、どうするの」

「ワシは疲れたから宿にいる」

「昼間から飲まないでくださいね」


拓実達は、帝都を探索した、人も多い、店も色々ある、珍しい物もある、

武器や防具などもある、怪しそうな、魔石の店もある、、、


ミールが詳しく説明した、、、

「武器、防具、魔道具、等はほとんどサイエンス王国で造られた物ね、ウィザード王国も武器大臣が購入するため、サイエンス王国に近衛兵達とよく行くわ、、、」


拓実は武器も防具も要らないと思った

「あっ、可愛いアクセサリーがあるわ、、美幸もミールも見て見て」

「これ魔法が添付されているわ、魔道具ね、でも可愛い、、魔石も埋め込まれているわ、きれいね、、、」

美幸もじっと見ていた、、、


「3人供、好きなのが有れば買えばいい、」

「えっ、、いいの、金貨はあるの、、、」

「多摩美、サファイア王国王様からお礼にもらったから空間保存庫にあるよ、、、」


「俺達の世界には持って行けないみたいだから言わなかった」

「拓実さん、私も良いんですか、、、」

とミールが恥ずかしそうに言った、

美幸はニコニコしてる

3人供、アクセサリーを選んだ、


「拓実、、、どう、似合う」

「多摩美、、何で俺に聞く、わからないぞ」

カズトは帝都を歩く色んな種族の写メを撮っている、、、


「拓実、、、、私たちの世界に戻ると写メ消えているのよ」

「あっ拓実はスマホじゃないし、写メ撮らないから分からないのか、この世界だと又見えるのに、、、」

「よけいな事を言うな、、」


「あっ、エルフ、こっちは、ドワーフ、うさ耳もいる、、良いな、、本物だぞ、、」

「カズトさん、ウサギの耳の女性、あれは高級酒場のメイドですよ、、、」

「ミールさん、魔法の世界にもそんな店があるんだ、、写メ撮ったよ、、」


色々見て回るとミールが「そろそろ、暗くなるから、宿に帰りましょう」と言った


宿に戻ると、ウオーカはかなり酔っていた

ウオーカは「ワシは寝るぞ」と部屋に戻った

「もうお父様は、、私達も食事をして明日早いから寝ましょう」





魔法学院の卒業式、再会




次の日、拓実達は魔法学院の卒業式に向かった、、、2日酔いで起きなかったウオーカは置いていく事にした、、、


帝都の魔法学院は考えられない位の大きさだ、、、

高い外壁に囲まれた敷地には、大きな建物が沢山ある、校舎、寮、競技場まであるそれにドーム型の建物もある、

「あれは実技訓練施設よ魔法耐久の強力な防護魔法が掛けられてあるもの」

「確か、あそこで卒業式が行われるわ」

拓実達は会場に向かった、、、


会場では父兄と同じ観客席に座った

和やかな雰囲気で卒業式は進んだ、

卒業生代表はシン王子だ、シンは真面目にあいさつをしてる

「あっ、アイラだわ、、、」

アイラも気ずいて手を振った、マリンもこちらを見ている、、、


すると、魔法学院の学長のカイザーがあいさつをした、、、

「君たちは今日から立派な魔法使いだと、今後君達の国に帰って素晴らしい活躍をするだろう、、、」


華やかな卒業式は終わった、シンとマリンが

拓実達の元に来た、アイラもすぐに来た、、


「美幸にずっと会いたかったわ、、」

「私も、アイラの事ずっと思っていたよ」

「これからみんなでお祝いをしない、、良いお店知っているから」

シンに案内された店は落ち着いた雰囲気の店だ

カズトと多摩美は、思った、、、

「さすがシン良い店知ってるな、、、」

シンとマリン、ミール、カズト、多摩美、みんな楽しそうにしている、

話しについていけない拓実は浮いている、、


美幸はアイラと楽しそうに話してるし

しばらくして、シンが拓実に、、、

「魔法学院の学長の事で変な噂がある」と話始めた、、、


「学長カイザーは帝国魔導師だが異教徒の教祖との噂もある、それに、魔方陣で異世界人召還を、してるらしいよ」

「魔法界では違法行為だからな」

「えっ、俺達は、大丈夫なの、、」

「拓実さん達は、自分の意思で来るから違法じゃないよ、、召喚じゃないだろう、、、」

「良かった、、違法じゃなくて」

「まあ、噂だからな、、、」


ミールが遅くなったのでと、提案した

「これから私達が泊まっている宿に

あなた達も来ない、今夜泊まると良いわ」

「ミールさん、私も良いのですか」

「アイラ、話したいことがいっぱいあるから一緒に寝ようよ」


拓実達が宿に向かう途中、拓実達を見ている気配を感じた、、、

「拓実さん、見られているぞ向こうの塔の上だ、、、」

禍々しい巨大な魔力を感じた、、、

次の瞬間その人影は消えた、

「誰なんだ、、俺達を見てたのか」

その後は何事もなく宿に着いた


宿ではウオーカが又酒場で飲んでいた

「お父様今回は飲んでばかりですよ、、もうダメですよ、、、」

全員、酒場で食事やお酒を飲みながら話していた、、

カズト、多摩美はけっこう酔っている、

「アイラは好きな人いないの、、」

「私はまだいないわ、、、」

女の子達はその話で盛り上がった、、、、


「さあ、もう寝るぞ」とウオーカが言って、カズトを連れ部屋に戻った、、、、

ミールが「私達も」とマリンと多摩美に言った、、、、美幸はマイラと部屋に、、、

「俺はシンと寝るの、、確か4部屋しか予約していないぞ」

シンが拓実に、、、、

「話したい事が色々あるから、都合が良い」

部屋に入るとシンが、拓実に話しかけた

「拓実さっきの奴何か感じた」

「巨大な嫌な魔力を感じたよ、、、」

「やっぱり、なにかクラウドで、大変な事が起こるんじゃないかそれに、学長の事も気になるし、少し探って見ようか」

とシンが言った

「今回は何もない事祈るよ、、、」





カイザーの企み




卒業式より2日前、帝都クラウドの外れの古い教会で、、、

「異世界人召還の魔法」が行われた

魔方陣に向かって数人の魔法使いが魔力を注いだ、、、

そしてカイザーが魔方陣に魔法を唱えた


すると魔方陣が輝き出して、異空間から人が現れた、、、

「やっと成功したぞ、、異世界人だ」

「凄い魔力を感じるぞ、、、」

「誰だ俺をこんなところに呼んだのは、お前か、、、」


「私だ、これからお前は、私の命令を聞いてもらうぞ、、、」

すると、異世界人は、大きな声で、、、

「ふざけるな、俺は誰の命令も聞かない、、自分の好きなことをやるぜ、、」


「こんな時の為に、これを用意していて良かったよ、、、」

カイザーは、支配の首輪の魔道具を異世界人の首に転移の魔法ではめた、

「お前の名はなんと言う」

「俺はエイトだ、、」

「私はカイザーだ、これから私の命令を聞いて貰うぞ、、」

「はい、カイザー様」

「これから色々やってもらうぞ、いずれは帝国クラウドも我々異教徒の物にする、、、」

「まずは、私の事嗅ぎ回っている奴がいる

そいつを見張れ、、、」

「魔法学院のシンと言う男だ」


エイトは異世界人特有の魔力を持っている

カイザーに完全に支配されているわけではない、

魔道具の力で反抗出来ないが、自分の意思で動ける、

エイト自身もよからぬ事を考えてる、、

エイトは自分の力を試して見たかった、

言われた通りシンは見張ったが、、、

強そうな奴を見かけたら全て自分の力を試してみた、、


次の日、シンが帝都クラウドを案内する

と言うので、拓実達はついていった、、、


「このお店の飲み物、帝都の女の子に人気があるんだ、、、」

「マリンも大好きよ、、、」

シンに案内され全員、店に入った、女の子達は全員美味しいと飲んでいる、、、

拓実もこっそり飲んでいる、


するとシンが、、、

「拓実さんこれ見てくれ、壁の貼り紙」

「又昨日誰かが襲われたみたいだ、ここのところ毎日だ、、帝都クラウドは今までこんな事件は起きた事はなかった、、気になるな」

「まあいい、、それは後でと、次はどこに行こうか、、、」

その後もシンは色んな所を案内した


その頃カイザーはエイトに脅威を感じていた

「あいつはいずれ裏切るだろう、その為の

切り札を用意する、、、」

教会の地下で、又召還魔法を行っていた、、

召還されたのは、異世界人ではなく人型をした魔族だった、

カイザーはすぐさま支配の首輪を魔族の首に

転移した、、

「こいつも凄い魔力だ、、、」

小さいけど魔聖石を使った魔道具じゃないと支配出来ない、、





異世界の者




少しずつエイトは支配の首輪の魔力が弱まって来たのを感じた、、、

「これが完全に取れたらカイザーの奴、消してやる、、、」

「俺はこの力を使って好きなことをする、邪魔する奴は全て消してやる、カイザーには感謝する、俺は犯罪者で捕まっていたが、俺を自由にしてくれた、、が、これ以上縛られるのは嫌だ」

「魔力があるって凄い、しかしこの国の奴ら

弱すぎて面白くない、カイザーの目を盗んで

魔法のやり方も覚えたし、、俺は無敵だ」


カイザーはエイトが勝手に暴れてくれれば良いと思っていた、ある程度帝国クラウドを破壊して帝国の戦力が落ちたらエイトと帝国軍

の両方潰せると、、、

「あの、魔族を使ってこの国を、いや、この世界を支配するぞ」


カイザーの企み通り、エイトは派手に暴れすぎて帝国軍に目をつけられた、、、

帝国軍の魔法使い達がエイトを囲んだ

「お前達、少しは俺を楽しませろよ」

周りは武器を持った魔法剣士もいる

エイトは磁力の嵐の魔法を唱えた、、

建物ごと帝国軍にダメージを与えた、


更に流星群の魔法を唱えた、建物が次々、破壊されてる、、、

次の瞬間、エイトの動きが止まった、、、

「体が動かない、、、どうして、、」

帝国クラウドの三賢者と呼ばれる3人の大魔法使いが拘束の魔法を唱えている


支配の首輪がエイトの魔力を半減しているため力を出せない、、、

エイトは拘束され帝国クラウドの王宮地下の牢獄に入れられた、、、


王宮ではエイトに関しての問題を話し合った


「奴はこの世界の人間じゃないぞどのような経路で来たのか、まさか、召還された、訳じゃないだろうか、、、」

「そんな違法行為やる奴がいるのか」

「それに異世界人召還魔法は高レベルの魔法だ、使える魔法使いは少ないぞ、確かめなければ、、、」





帝都の壊滅




カイザーはエイトが拘束された事を知った

「まずいな、、奴が余計なことを喋ったら」

「まあ、奴は素直に人の言う事聞かないだろう、、、」

「それよりも、奴の支配の首輪が持たない、、あれが壊れたら奴は暴走するぞ」

「このクラウドは壊滅するぞ、そして、我々を消しに来るだろう、魔法学院の地下の施設で奴を返り討つ準備をしなくては」


王宮の地下の牢獄では帝国魔法使い達によって、エイトの尋問が始まった、、、

「お前達、何をするつもりだ」

「素直に話すか、、、」

「お前は、自分の意思でこの世界に来たのか

それとも召還されたのか」

「召還されたとしたら、誰が召還した」

「俺が、喋ると思うのか、、俺は命令に従うのは嫌いだ、、、」


「別にあいつをかばうつもりはないが、俺は従うのが嫌いなんだよ、、、」

「痛い思いをしないと分からないのか」

魔法使い達はエイトに電撃を放った、、、


「どうだ、話す気になったか」

するとエイトが笑って言った

「ははは、、首輪が壊れたぞ、これで自由になれる、これが俺の本当の力か凄いぞ」

エイトは拘束の魔法を解いた、、、

「さてとここから破壊するか」


帝国魔法使い達は再度拘束の魔法を唱えた


三賢者程強力ではない、その為エイトに魔法は弾き返された、、、

「お前達の魔法は効かないぞ、、」

「これは、どうだ、磁力の嵐の魔法」

地下の牢獄は破壊され魔法使い達は吹っ飛んだ、、、

エイトは強化魔法と飛行魔法を唱えた、、、


建物を壊しながら王宮の外に出た、エイトは王宮の塔の上に立って帝都を見廻した、

「さてカイザーの奴、どこにいるのか、俺の今の魔力試してみるか、、、」


エイトの周りを魔法剣士達が囲んだ

「なんだ、お前達じゃ相手にならない」

エイトは最大魔力の磁力の嵐の魔法を唱えた

王宮の塔ごと魔法剣士達を吹き飛ばした

エイトは、もっと強い奴と戦ってみたいと

思ったが、カイザーの奴を探さないと、思い姿を消した、


その数分後、拓実とシンはクラウドの王宮の前にいた王宮の前では魔法使いや帝国軍が騒然としていた、、、


拓実は巻き込まれるのを避けるため魔力を消した

すると、シンが拓実に言った、

「酷い有り様だ、誰がやったんだ凄い魔力を感じるぞ、、、」

「シン、塔の上から俺達を見ていた奴と同じ波動を感じないか、、、」

「確かに、でも更に大きな魔力だ」

「何が起きているんだ、、、」


宿では、ウオーカがミールに何かしら、嫌な

魔力の波動を感じると話した、

「お父様もですか、私も感じていました」

「拓実様、とシン様、も感じたみたいで

先ほど確認すると出掛けました」

「よけいな事に巻き込まれなければいいが」

「美幸さん達は、、、」

「カズトさんと女の子達は宿の前のお店にいるわ、、、」





魔法学院を救え




エイトは確実にカイザーの魔力波動を感じとっていた、、、


「奴め、あの建物にいるのか、、、」

魔法学院のドーム型の建物の上空に着いた

「この建物ごと消してやろうか」

エイトは流星群の魔法を唱えた、、、

しかし結界が張っていたのかダメージはない、、、

「カイザーの奴、俺が来るのを分かっていたな、こんな魔法掛けやがって、、、」

魔法学院の生徒は何が起きたのかと、外に出てきた、、、

学院全体に結界が張っているのに驚いた、、ほとんど生徒は休みに入ったので

いないが遠くの国から来た生徒は寮にいたため巻き込まれた、


生徒達は結界があるので学院の外には逃げ出せない、、、

中には魔法で結界を解こうしたがカイザー達の魔力の方が強くて魔法は効かない、

皆ドーム型の建物に逃げた、、、


その頃シンと拓実は帝国クラウドの王宮の前にまだいた、シンが詳しいことを聞こうと門番に話しかけた、

拓実は無理だと思った

シンが拓実に、行くぞと言うと、近衛兵の案内で王宮に通された

「大丈夫か、、王宮に入って、、、」

シンは笑っているだけだ、、、

従者に案内され王宮の部屋に通された

そこにはシンと同じ年位の若者がいた


「よっ、トウマ、、、」

「あっシンどうしたの、何かあったの、、」

「ちょっと聞きたいことがあって来た」

「そちらは、、、」

「あっ、拓実さん、友達だよ、、、」

「拓実、こちらは帝国クラウドの王子でトウマだよ、、、」

「トウマですよろしく」

「えっクラウドの王子、、あっ、こちらこそ、、、よろしく」


拓実は驚いた、すると魔法学院の同級生だとシンが後から言った、、、

「トウマ、王宮で何かあったのか」

「実は帝都で事件を起こしてる奴を三賢者が捕らえたが、魔法使い達を倒し牢獄を破壊して逃げ出したんだ、、、」

「逃げる途中に帝国軍の魔法剣士達も倒されたよ、、、」

「はっきりはしないがどうも異世界人みたいだ、それも違法の召還魔法で来たみたいだ、異世界人召還は危険人物が召還される場合があるから違法なんだ」


シンと拓実はやはり奴は異世界人なんだと思った、、、

「トウマにこの件俺達にも手助けさせてくれないか、、、」

「良いけど、大丈夫なの、、、」

「シンの友達は、あまり魔力を感じないけど、、、」


その頃宿では女の子達は、部屋で話をしていた、、、

すると、アイラの耳元に声が聞こえた、

「アイラ、、助けて、、、」

「えっ、、この声、クララなの」

「どうしたの、、クララ、」

「何者かが魔法学院に攻撃をして来たの少し建物が壊されたわ、結界があって逃げられないの、、、」

「魔法も効かない、強い結界、、それでも少しずつ破壊されているわ、、、」

「待ってて今見に行くわ、、、」


美幸とマリンが「どうしたの」と聞いた、「魔法学院が何者かに攻撃されてるみたい」

「えっ魔法学院が、、なぜ、、」

マリンは驚いた、、、、


「私の同級生が結界があって逃げられないって、、私行くわ」

「待ってミールさん達に相談しよう」

「こんな時、シンも拓実も居ないなんて、本当に役にたたないわ、、」

「本当ね、、、カズトじゃ無理だし、、」

美幸達はミールに全て話した、、

するとウオーカが、、提案した

「危ないから全員で行こう、ただ、むやみに、勝手な行動しないこといいな」


拓実達の元にもこの情報は入った、、、

「シンにあいつはとても強い、今帝国軍が魔法学院に向かっている、邪魔はしないでね」「トウマ、俺の強さを知っているだろう、、、」





異世界人との戦い




エイトは魔法学院を崩せなかった、

この結界はカイザーではなく召還された魔族が造った物だ、、、

「何だ俺に壊せ無いものはないはずだ」

焦り始めた、、するとエイトを帝国軍が囲んだ、、、

「お前達邪魔だ、これでどうだ、磁気の嵐の魔法、、、」

しかし、魔法は消えた、三賢者が後ろで魔法を唱えていた、


「又お前達か先に倒してやるぞ、、、闇の刃の魔法だ、、、」

大きな刃が複数飛び回っている、

三賢者は魔方陣を出すと異空間が現れ闇の刃を吸い込んだ、、、、


「なんだこいつらは、こんな奴らが居るとは聞いてない、攻撃力はないけど何て防御力だ、、、」

シンと拓実は瞬間移動で魔法学院に着いた、


2人は三賢者とエイトの戦いを見てる、、

帝国軍の魔法剣士と魔法使いはエイトに総攻撃を掛けた、

「お前達の攻撃は効かないんだよ又、、磁気の嵐の魔法に最大魔力をこめてやるさっきの10倍の魔力だ結界もお前達も消してやる」凄さましい、禍々し魔力だ、、、


「全部消えてしまえ、、、」

拓実はまずいと次の瞬間に魔法を念じた、「妖精女王ランの召還魔法、、、」

磁気の嵐は爆発したが妖精女王ランの光りの魔法で全員無傷だ、、、


拓実は魔法をこっそり封印した

エイトは驚いた、、三賢者が、又何かの魔法を使ったと思った、、、

三賢者も何事が起きたか分からなかった、

しかし大きな魔力が働いたのには気ずいた


「我々の魔力もそろそろつきる、決着を付けなければ、、、」

「我々が唯一使える召還魔法、、闇の番人の召還だ、、、」

すると、、1人の闇の番人が現れた

「あれは拓実がやった召還魔法だ、拓実の時は2人いたはずだが、、、」


「なんだこの気持ち悪い奴は、、、」

エイトは灼熱の炎の魔法を唱えた、、

しかし、魔法は消えた

「お前、そいつに魔法は効かないぞ、、そいつより魔力量が多ければ効くがな、そんな奴はこの世界にはいないぞ」


エイトの前に大きな十字架が現れた

「どうしてだ、、動けない」と怒鳴った

エイトは、十字架に張り付けられた、

番人が十字架に魔法封印と元の世界に封印と話すと、刻印した、、、

「やめてくれ、俺は元には戻りたくない、戻ると俺は犯罪者なんだ、捕まるのはいやだ、お願いだ、、魔法も使えないのか、、」

エイトの悲鳴が消された、、、

番人は十字架に張り付けられたエイトと共に消えた、、、




魔族覚醒




「拓実さん、、終わったな」

その瞬間、結界が解かれた、、、

ウオーカ達も魔法学院に来た、、、

「ウオーカさん、、全て終わったよ異世界人は、三賢者が封印した、、、」

「シン、、終わってないぞ、気を付けろ」


その時、学院から生徒達が逃げて来た、

アイラの元に女の子が駆け寄って来た

「あっ、、クララ、大丈夫なの、、」


「あっ、、かわいい、、」

カズトはクララはエルフだと思った、、

カズトはクララに見とれていた、、


「美幸、、クララはエルフの魔法使いなのエルフ国の王女さまなのよ」

「アイラ、学院におかしな魔力を感じたの」

「そうか、、やはり異様な魔力を感じる」


するとドーム型の建物の上に人型をした魔族が現れた、、、

「この世界では見たことがない、、奴も召還されたのか、、、」

と、三賢者はそろって言った、、、


「まずいぞ、我々はもう魔力があまりないぞ、、、」

帝国軍は総攻撃をした、魔族は全くダメージを受けない、、、


すると、魔族の後ろにカイザーと異教徒達が現れた、、

「カイザーか、、やっぱり、、、」

「お前だな召還魔法を使って異世界人を召還したのは、、、」

「三賢者、、そうだ、このクラウドを我々異教徒の国にするのだ、この魔族と私が融合して異教徒の教祖として君臨する新しい国を作る、、邪魔するな、、三賢者、、私がすぐに、倒してやるよ、、、」


カイザーが融合の魔法を唱えた、、、魔族とカイザーが融合された、、、

「もうすぐ凄い魔法使いになる、、、支配するのは私だ、、う~う~おかしい、、どうして、、、私の意識がなくなる、、、」


カイザーは魔族の中に融合されてしまった


1人の教徒が「カイザー様、」と呼んだとたん、灼熱の炎で焼かれた、、、

「カイザー様、じゃないぞ、、にげろ、、」教徒達は急いで逃げた、、、、


魔族の魔力が急激に上がった、、

三賢者が近くにいた近衛兵に帝都の人々を避難させろと、魔法使いや魔法剣士は総攻撃をかけた、、、


しかし魔族には効かない、、

「まずいぞ、我々はもう魔力がない」

帝国軍の攻撃は魔族には効かない、

すると、シンがゴールドゴーレムを召還したが帝都の真ん中じゃあまり動けないゴーレムは電撃を放った、、、


魔族は羽根を広げ空に飛び電撃を簡単に避けてしまった、

「やりずらい身動きが取れないぞ、、、」

魔族が拘束の魔法を唱えた、、、

ゴーレムはますます動けない、シンはゴーレムを封印した

「拓実さん、、、帝都の中では魔神は使えないぞ、、、周りの建物を壊してしまう、、」




拓実大賢者に、、、




ウオーカ、魔族が上空に飛んだのを見て、、みんなに防御の魔法と結界の魔法を唱えてと言った、、、

ミール達は全員で帝国全体に大きな結界を張ったが帝国が大き過ぎて結界が弱い、

「大丈夫かしら、、、ずいぶん薄いわね」


三賢者や帝国魔法使い達は魔力があまり無いため結界は張れない、

「美幸さんは拓実とシン王子に魔法を掛けてくれ」

ミール達はクラウド帝国軍にも防御魔法を掛けた、、、

美幸は聖なる防御魔法を掛けた、、

拓実とシンの体が光っている

魔力も少し元に戻ったみたいだ、

「凄いぞ、、、、」

拓実達は浮遊の魔法で結界の外に飛んだ


クララがアイラと美幸の元に来て、、、

「ミユキさんアイラから聞いたけど、貴方は聖なる魔法を使えるの、、、」

「凄いわ、それに今の防御魔法も聖なる魔法が使われているみたいね、、、」



「大昔、エルフの国にも聖なる魔法使いがいたけど、もう伝説みたいで、本当にいるなんて信じられないわ、、、」


魔族が拓実とシンに向かって灼熱の炎の魔法を唱えたが、美幸の聖なる防御魔法に消されてしまった、、、、

「凄いぞ、あれだけの巨大な魔力の魔法を簡単に消すなんて」


三賢者達も目の前で起きている事に驚いている、、、

「味方だが、何者なんだ、、、」


魔族が羽根を広げさらに空高く飛んだ、

「拓実さん、あいつ、逃げるのか」

「シン、、違うぞ」

魔族が巨大な火の塊を魔法で作って放った、「まずい、結界、大丈夫か」

シンはマリンが心配と結界に戻った、、、


美幸が胸に手を当てて魔法を念じると美幸の体が輝き浮いた、美幸の体の後ろに紋章が、現れ、そして帝国全体に聖なる無限結界を張った美幸の周りの光と紋章に皆は驚いた、、、、


「なんだ、この暖かい心地良い空間は、、」

「安心する、、、彼女は何者なんだ」

帝国軍から聞こえた、、、、

結界の外で巨大な火の塊は大爆発した、、

「きゃー、、、、」

「うわ~、、あれ、、大丈夫みたいだぞ」

結界の中はまったく被害もなく、音すら聞こえない、、、

「あの激しい攻撃が、、全部防げたのか、」

帝国軍や、逃げ遅れた人々は歓喜を上げた、、、


美幸は急激な魔力低下でその場に座った

結界はまだ頑丈なままだ

アイラとクララが美幸に近づき、クララが

「ミユキさん本当に凄いわ、聖女様なのね」


拓実は美幸に負担を掛けてると思っていた

俺がしっかりしないと、美幸が大変な思い

をすると思った、、、、


すると拓実の体から魔力が溢れだした、、

拓実はなぜか魔法秘伝書で1回も発動しなかった魔法が頭に浮かんだ、、、

「召還魔法、神獣白虎の魔法」

すると今までとは違った、光の渦が空に向かって放たれ異空間から、、、

神々しい光を放って白虎が現れた、、

白虎は拓実の元に来ると人型に変化した


「ほおっ、私を召還する者がいるとは、、人型のほうが話しやすいだろう」

「お前か私を呼んだの、、」と拓実に話かけた、今までの召還されたものとは次元が違う、、神獣だ、、


「私に何をして欲しいのか、、、、、えっ、お前、なぜだ、、、イザナギ様と同じ魔力波動のような気がする、、、まさかな、、」


拓実は、上空の魔族を指さすと、、、

「あの、魔族を元の世界に封印してくれ」「私に命令か、、、、面白い」

魔族は最大魔力を込めた炎の塊を、帝国クラウドに向かって放とうとしている

神獣白虎は魔族に向かって叫んだ、、、

その振動だけで、魔族が放とうとしていた

炎の塊を消してしまった


「さて面白くもない、あいつを、お前が言った通り元の世界に封印してやろう、どうする

生かして返すのか、、殺すか」

「あいつも、無理矢理連れて来られた、そのままでいい、、、」


「優しいな、、、お前は、、気にいった」

「俺達、神獣は4匹いる、全てお前と契約をしよう、、必要な時は召還してくれ」


神獣白虎は神力を使った、魔族の後ろに異空間ができた、異空間から千本の手が現れた

千本の手は魔族を掴んだ、魔族は動けない、、

「お前の世界に帰りな、、、」

白虎が言うと、魔族は千本の手と異次元に消えてしまった、

「ご主人様、又呼んでくれよ」


ウオーカが拓実に近づき、

「あれも召還魔法なのか、、ワシは見たことないぞ」

「確かに、ワシにも読めない魔法があるが」「いや魔法秘伝書で見たことはあったが発動しなかった魔法だよ、、」

「発動しなかった魔法、、お前、また進化したのか、、早くないか、、」


その時、拓実の元に三賢者が近付いた

「あなた方は何者なんだ、、、」

「ワシ達はウィザード王国の者です」

「そちらの方と先ほどの女性の方はとんでもない、魔力だ、異世界人なのか」

「私達は恩があってウィザード王国に来ています、、、」

「そうだな、貴方は清い心をお持ちだ、それでなければ、神獣が召還されるわけがない」


「それに帝国クラウドを守ってくれた、私達から国王に伝えよう、先ほどの聖女様、にもお礼を言わなければ、聖女様、のお陰で王都クラウドが破壊されなかったのだから」


三賢者が拓実に「あなたには賢者の称号が贈られるでしょういや、最も凄い大賢者でもおかしくない」と、、、





帝国クラウドの平和




三賢者の言うとうり、帝国クラウドの王様から拓実は、大賢者の称号を渡された、色んな国々にはこれで通行書がなくても行ける


「シン、、お前の友達、あの人、、あんなに魔力量があったのか、、まさか、魔力を抑えていたとは、、、」

「トウマ、お前もまだまだだな、、、」

美幸も正式に聖女の称号を渡された


2人共に魔法の国の住人として認められた

良いんだか、悪いんだか、、

「さてウィザード王国に帰るとするか」


「マリン、あなたと、シン王子はこの後、どうするの、、、」

「ミールさん、俺はとりあえず、サファイア王国に戻ります、、、」

「私もサファイア王国に行ってからウィザード王国に戻るわ、、、」


美幸はアイラとクララにあいさつをした、

「アイラ、クララ、また会えるかな」

「ミユキ、、、いつでもスプラッシュ王国に来て、、、」

「アイラ、ミユキさんエルフの国にも来て、今度、エルフ王国の聖女伝説をみんなで解こうよ」

「クララ、、それは良いね」


みんなと別れて、拓実達は馬車に乗った

「拓実、、さてウィザード王国に帰るか」

「みんな疲れているし、瞬間移動魔法を使うだけの魔力はないし、ワシも今日はお酒も飲めないな、、、」

すると拓実がみんなにイベントだと魔法で空に虹の道を造った、、、

そして馬車にも魔法を掛けた、、、

「さて、みなさん、この馬車は特急です」


馬車は虹の道を凄い速さで駆けていった、、ものの数分でウィザード王国に着いた、


ウオーカは、驚き、、拓実に言った

「拓実いつもその魔法をやってくれ」

拓実達が王様にあいさつするために王宮に向かうと王宮は騒然としていた、


ウオーカが王宮魔法使いに、何事だと聞いた、、、

するとサイエンス王国に武器など購入するために出向いた大臣と連絡が取れなくなったと話した、、、


何が起きているのか、ウオーカには悪いが

俺達は一旦帰ることにした

「拓実、、また詳しい事がわかったら連絡するぞ、、」

「わかった、、ウオーカ、今回は遊びのつもりで美幸が来たけど、、次は無いからな」

「そうか、、」


「異世界転移魔法、、、」

白い霧の中を抜けて、拓実の部屋に着いた、携帯を見た、時間、日にち、そのままだ、良かった、、、

カズトと多摩美は自分たちの家に帰った

拓実は美幸に送って行くと言ったが、美幸が

今日は寄る所があるからと1人で帰った


拓実は今日は誰にも邪魔されないでゆっくり

寝れるぞと思った、、、

しかし、いつも邪魔されているので、今度は

どういう感じで来るのと、妄想していて

なかなか眠れない、小さな物音でも、ウオーカかと、過敏になっていたが

結局ウオーカは現れなかった


拓実はただの寝不足になった、しかし朝方拓実の部屋にノックの音が、、、

「あれ家の中だよね、何で部屋にノックの音が」、、俺、1人暮らしなのに、、、


END


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