エンジェル様



886:うどん職人 ID:fMoQaC5CT

>情報提供者:Tさん

>怪異名:エンジェル様

>状態:捕獲

>観測日時:200X年04月XX日

>観測地点:関東地方田園、明確な場所は伏す


上記のまとめは過去ログ漁ってくれ

体験談風コピペが完成したので貼る






俺の通っている学校は元が女子高だけあって、女子が多くてストレスが溜まりやすい。

男子が希望の高校に行けるのは滅多にないから仕方ないけど。

そんな時は他の男子とイロイロ好きに話してすっきりしたりする。

で、俺はよく友達2人(AとBとする)とグループで遊んで、恋バナでもいいし、目立ってる女子に点数を付けたりしてた。

それなりに学校生活に慣れてくるとちょっと刺激のある遊びもやってみたくなっちゃうんだよね。

クラスで一番イケてる子が占いに誘ってくれたから乗ったんだけどね。

すぐ先生が駆けつけてきて、それは危ないからってすぐに止めさせられちゃった。

男の先生で結構イケてて、そのイケてる子も俺も、その先生に止められてまでやろうって気にはならなくて結局その日は何事もなくみんなで帰った。

あといつも優しい先生の顔がマジだったからそのまま続ける気にはならなかったってのもあった。

それから何日か経ったんだけどね。

いつも通りAとBと一緒に駄弁ってたんだけど、Aが中学で流行ったエンジェル様って遊びを教えてくれたんだ。

紙があれば簡単に遊べちゃう占いなんだって。

話を聞くと先生に止められた占いに似てて、ちょっと良くないんじゃないかって思った。

だけど刺激が欲しくて試しにやってみようか、なんて悪ぶったりもした。

Bがやめようよって止めたんだけど、俺とAが「怖いのか?」って煽ると悔しそうに黙ったのが面白かったのかもしれない。

Aが道具を出した。

「準備がいいな」

俺がそう言うとAはにやりと笑って答えた。

「女子がくれたのさ。おたくってやつ」

女子は男子の気を引こうとして何でも用意するからな。

俺は納得して、準備した紙を机に置いた。

3人で囲み、手を合わせてボールペンを握った。

「エンジェル様、エンジェル様、いらっしゃいましたら・・・・・・」

そう呟くと、けたたましく犬が吠えた。

でも犬なんてどこにもいない。

いや、犬だけじゃなかった。

たくさんの動物の鳴き声が教室の外から聞こえてきた。

がりがりと窓を引っかく音。

扉に何かが体当たりしている音。

天井を破ろうとどんどんと何かが飛び跳ねる音。

「これ、やばいよ・・・」

青ざめたBがそう言う。

Aも顔色が悪くなっていて俺も同じようになってたと思う。

「エ、エンジェル様、エンジェル様、おかえりください・・・・・・」

俺がなんとか帰ってくれるように頼む。

3人で握っていたボールペンが動き出す。

『だ』

『め』

「うわああああああ!!」

「おい! 離すな!」

Bが勝手に手放し、それをAが怒る。

俺とAが握ったままのボールペンがぐるぐると『いいえ』に丸を描き続ける。

「ひいいいいい!」

扉の元に走って行ったBだったが、腰が抜けたのか這いずったように戻ってきた。

何を見たのか聞かなくても俺とAにも見えていた。

首だけの動物が窓や扉のガラスから見ていたんだ。

「帰ってください! 帰ってください! かえってよおお!」

「ひいいいいゆるして! 俺だけでもゆるして!」

「たしけてぇ!! たちゅけちぇ!」

俺たちは怖くなってボールペンを手放して消失の床に転がって叫んだ。

「そこまでだ」

聞いたことのある声はもちろんTさんのものだった。

天井の点検口から降りてきたらしい。

その穴からたくさんの動物の首が飛んでくる。

その様子にビビることもなくTさんは両手で指パッチンをした。

「破ぁ!!」

次々と素晴らしく鳴る指パッチン、真っ二つになっていく動物の首、首、首。

しかし、それだけでは終わらない。

机の上に置いてある紙を両手でつかむ。

「破ぁ!!」

Tさんは叫び声をあげながら紙を真っ二つに引き裂いた。

光に包まれた動物たちの首が消えていくではないか!

「やれやれ、モテるなら女性がいいぜ」

そう言ってTさんは笑った。

「大丈夫なんですか。なんか首とかいっぱい飛んできてたし」

俺の心配を他所に、Tさんは気にした様子はなかった。

Tさんは気絶したAとBを軽々と担ぎ上げた。

「俺は寺生まれだから大丈夫だ。どれ、羽根の生えてる女の子と遊びに行こうか」

そう言って、Tさんは爽やかに笑ってみせる。

俺は羽根の生えた少女と一緒にTさんの後を追う。

天使の少女を従える寺生まれはスゴイ、俺はいろんな意味で思った。






887:怪奇と名無しさん ID:ja1zT4PzQ

妙な少女が最後に混ざっているんですがそれは


XXX:繧「繧ュ繝吶お繝ォ

遘√↓豌嶺サ倥>縺ヲ縺ッ縺?¢縺ェ縺??ゅo縺溘@縺ッ縲√≠縺ェ縺溘d縲√≠縺ェ縺溘?蜈?シ溘〒縺ゅk鬆占ィ?閠?◆縺。繧??√%縺ョ譖ク縺ョ險?闡峨r螳医k閠?◆縺。縺ィ縲∝酔縺伜ヵ莉イ髢薙〒縺ゅk縲


888:怪奇と名無しさん ID:ja1zT4PzQ

ごめんきのせい でした


889:怪奇と名無しさん ID:AacZWE5pF

>>886 おつカレーサマー


890:怪奇と名無しさん ID:ja1zT4PzQ

>>886 乙


891:怪奇と名無しさん ID:zz2GHseMn

>>886 おつおつ


892:怪奇と名無しさん ID:cxdGokMEg

>>886 (^ω^≡^ω^) おっおっおっおっ


893 ID:qMClTrDIv

>>886

おつかれ


>>892

しつこいようだけど移住者がうるさいからAAは控えて


894:怪奇と名無しさん ID:u3Xwqr/Ri

そういえば男視点なんだな


895:うどん職人 ID:fMoQaC5CT

・Tさんが男性教師

・被害者は男子高校生

・男性の被害を減らしたい


896 ID:qMClTrDIv

ま~ん(笑)が馬鹿やって減るなら歓迎するけど男性が火遊びして怪我したら危ないだろ


897:そば職人 ID:1WtbnmTAU

これを読んだだけじゃ儀式ができないようにボカしてる

偉い


898 ID:qMClTrDIv

僅かでも成功した感じが無いからやりたい男は出ないはず

偉い


899:うどん職人 ID:fMoQaC5CT

私もTさんの相棒の天使になりたいよ


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る