天才な女子と凡才の僕の共通点

@tasogani

第1話 1000年に一度の天才少女

私皇 凪は恋をしている。

私が恋をしているのは、白雪 雫という天才と呼ばれている少女だ。

雫は中1の時点で漢検、英検一級を満点合格。

TEIC990点 

運動では部活動をバレー初心者5人を連れて優勝したりしている。

銀色がかった髪色で、ストレートで長い髪、そして透き通るような声。

そして性格も聖人のように優しい。

このような人物に対して私はテスト運動全て平均より少し下。

昔はもうちょっと差は少なかったんだけどな〜。


「よう、凪」


こいつは俺の中学校でできたたった一人の大切な友達の相馬だ。


「まーた雫のことを見ていたのか?」


「はあ べ、別に見てないし、そ、そんなわけないだろ」


「嘘こけ好きなくせに〜」


「天才さまには誰もを虜にするねー」


さっき大切と言ったが一発殴りたい。


「ごめん、ごめん」


「まぁそんなことばっか考えてないでもうすぐテストだから気をつけろよ〜」


「げ、忘れてた。まずいあと何日間だっけ?」


「五日間」


「やばいよ〜」


「テストを忘れるぐらい雫ちゃんに集中してたのか〜。」


「うるせ」


キーンコーンカーンコーン


「おっと時間だ」


そう言って相馬は耳を近づけて、


「隣だからってずっと見るなよ」


「わ、わかってるって」


はーテストどうしよー。

いやでも5日だから5徹でいけるかー?

「おーい凪くんー」

いやでも5徹は流石になー

「おーい凪くんー」

よし決めた3徹にして頑張ろう


「ちょっと凪くん!!」


「え、あ、はい何?」


「今日凪くん日直でしょ」


「あ、まずい」


「もーまたテストのことでも考えてたの?」


「え、なんでわかったの?」


「幼馴染を舐めないでよね」


そう何を隠そうと雫と私は幼馴染で小学生の頃から一緒だ。


「中学生の時からよくテストのこと忘れるもんね」


「まぁね…」


君のこと考えて忘れてるんだけどね


「じゃ、じゃあとってくるね」


「あのちょっとまって凪くんまだテストできていないんでしょ」


「うんそうだけど」


「じゃ、じゃあ」


「私の家に来ない?」


「へっ?」

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