花火
凪瀬涙
詩
暗闇で大きな音を立てながら
朝露が滴っている
あの火の花
あなたはなんて儚いの
それは
私が
あなたを哀れんでいる
からかも
しれないのだけれど
ほんとうに哀れむべきなのは
ほんとうに あなたかしら
わたしかしら
わたしはただ
ずっと
あなたの刹那を
わたしのために
愛して止まない
花火 凪瀬涙 @namidachan
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