第74話 豪神王ラッシュ、死す?

「なぁ、あんた、俺は正常だと思うか?」


 とある四人家族の一軒家。


 カーテンも窓も締め切った薄暗いリビング。


 ナイフを右手に持った二十歳後半の男が、その家の家主である男性に問いかける。


「土曜日の真昼間から浴びるように酒を飲んで、安っぽいナイフ片手にアンタらの家に不法侵入、…縛られたそこの二人をみておっ立てちまうような俺は、本当に正常なのか?…なぁ、答えてくれよ」


 男の問いに、家主は答えられない。


 それは当然だ。


 声を出せないよう、布を口の中に入れられ、固定されているのだから。


 己が正常かどうかを問うその男。


 誰がどう見ても異常者である。


「……あの日・・・から悪夢を見るんだ」


 異常者によってリビングへ集められ、拘束された四人家族。


 今だ幼い娘二人と少し年の離れた年下の妻を持った家主は、先ほどから懇願する様に頭を下げている。


 自分はどうなってもいい。

 妻と娘達だけは見逃してほしい。

 そう、家主は頭を下げ続けていた。


 しかし、異常者はそれに視線を向けることなく、ただ坦々と自分語りをする様に力ない声音で口を開き続ける。


「訳も分からず人に穴を開けていくんだ……、玩具みたいな銃で……、それで、気が付いたら小学生ぐらいの少女に跨ってんだ……、それで……それで、最後は……死ぬんだ」


 まるで覇気のない異常者。


 懺悔し、犯してきた罪の重さから少しでも軽くなろうとしているかのように見えるのは誰かの気のせいか。


 異常者はその後もソファーに腰を落ち着かせ、ボソボソと口を動かす。


 恐怖に震える音だけが鮮明だ。


「あぁああああ゛ッ!!!!」


 僅かな音ですら耳奥に残る中。

 唐突に狂気じみた男の叫び声が家中に響く。


 今年で十四歳を迎える長女とその二つ下の妹は、少しでも安心を得ようと、同じように猿轡をされ、手足を拘束されて震える母へと身を寄せた。


「俺はッ!!、俺は日本人だぞ!!、平和ボケした日本人ッ!!、そんな簡単に人を殺して殺してッ!!、可愛い可愛いロリっ娘に手を出すようなやつじゃないんだぞッ!!なんなんだこれはッ!!、なんなんだ俺はッ!!、悪夢が消えないッ!!、俺はッ、俺はぁああ゛ッ!!…………正常なのか?お?」


 叫び狂ったと思ったら、最後には落ち着くを繰り返す。


 それをいつからか見せられているごくごく平凡な家庭を築くだけの四人は、恐怖に止まない。


 平穏な日常に突然、降って湧いた現実。

 ただただ助けを求めることしかできない現状。


 救いがあるとしたら、ここが住宅街で在り、異変を感じた近所の人たちが通報してくれるかもしれないといったものだけだろう。


 しかし、こういう時に限って助けはこないものだと相場は決まっている。


 今日はニ茂中学校の文化祭。

 ニ茂区で一、ニを争う程の大きな祭りともいえるそれ。


 今はここらに住む住民の殆どがその催しに参加しようと出払っている時間帯。


 既にこの家の周辺は静けさが漂っている。


 異変に少しでも気づき、且つ助けを呼ぶ者がいるとしたら僅かだろう。


 状況は絶望的だとその場の四人は悟っている。


 事件が明るみに出る頃にはすべてがきっと手遅れだ。


 もはや無意味な神頼みだけが、縋る道として彼らには残された。


「…俺は正常なのか?、……確かめないと、…確かめないと……どうやって?」


 首を傾げる異常者。


 ふとその視界の端に拘束された少女二人が映る。


「あぁ、あれで確かめよう、状況を似せて、正常かどうかを確かめよう、うん、それがいい、うん、そうしよう」


 ソファーから立ち上がった異常者。

 ナイフを持って少女二人に近づいた。


 その場にいた夫婦は何が起ころうとしているのかを察し、震える体を叱咤して、文字通り芋虫の様に這いつくばりながらも、命いっぱいの呻き声を上げ、娘達の前にでる。


 だがしかし、夫婦は必死に娘達を庇おうとするも、殴られ、蹴られ、転がされてあっけなく退かされる。


 守る者は誰も居なくなった。


 異常者は局部を露出させ、手を伸ばす。


 未だ幼い姉妹の衣服を手に持ったナイフで切り刻んでいき、無意識に醜悪な笑みをその面に浮かべる。


 怯えた少女二人の瞳に映る己の姿。


 それを見た時、異常者は不気味にも笑いながら目に涙を浮かべた。


「ん゛ーーッ!!」


 襲われそうになる妹を、精いっぱいに庇う姉。


 異常者は敢えて妹を選んだ。


 妹想いで勇敢なその子をメインディッシュに、ただ震えてすすり泣く片方を前菜に。


 あの時・・・した選択を、異常者は真似た。


 互いに身を寄せあう未熟な果実の片方に手を伸ばし、そして――…、


いとまに耳を傾け来てみれば、B級映画さながらの蛆共の戯れ、……実に滑稽に彩られた風景よなぁ」


 狂気が渦巻く薄暗い部屋の中。

 突如として誰とも知れぬ声が、色鮮やかに場を照らす。


「…え、だれですか?……お?」


 まるで我が家に知らない人が入り込んだかの反応。


 異常者は振り向き、下半身を露出させたまま、現れた誰かに問いかけた。


「ッ!!?、チン凸ぅぅぅううう゛!!、成敗ぃいいい゛ーーッ!!」


 トラウマを刺激されたどこぞの誰かさん。


 まるで親の仇を討つかの如く、叫び散らかす。


 そして次の瞬間、棒が根元から切り落とされた。


 なんの棒?。


 言わずもがなである。


「うぅ゛ッ!?!」


 短くも悲痛な声を漏らしたあと、異常者は局部から血を流して激痛により気絶。泡を口から噴出しながらその場に沈みこんだ。


 今の今まで震えに震えていた四人の家族。


 状況を理解せぬまま、ただ救いを求めるように突然あらわれた少女・・へと一様に視線を向ける。


「目がぁあッ!!目がぁあああ゛!!!ぎゃぁああーッ、目が腐るぅぅうう゛!!!、わららの愛くるしいお目めっがぁああーーーッ!!」


 狂ったように叫び散らかし何処ぞへと走り去っていくその少女。


 猫耳に尻尾を付けた巫女な衣装。

 白髪のツインテールにアホ毛。

 宝石の様に煌めく石竹の瞳。

 清らかで愛くるしい声音。

 人間離に神懸った容姿。


 さっきまで危機的状況に陥っていた四人は、そんな少女から神秘的な何かを感じずにはいられなかった。


 つい最近、二茂区に引っ越してきた平凡な四人家族。


 事件から数日後、家主である父を開祖とし、新しい宗教を立ち上げたという。


 この世で最も排他的な一神教、ミハール教・・・・・を。


== 時は遡り、白夢の中 視点は変わって榊美春ミハール ==


「許せ、美春、ラッシュは死んだ」


 白いツリーハウスの中。

 朧げに意識が覚醒した途端。

 尊大な態度でリエルノが俺に謝罪を、次に世迷言を口にした。


 誰が死んだって?。


 ラッシュは死なない。


 俺が居る限り。


 生き続けてるんだ。


 ずっとずっと俺の中で。


 俺こそが豪神王ラッシュ、その人成る者ぞ。


「これを見ろ」


 部屋の中にいつの間にか備え付けられたTV。


 リエルノがリモコンを操作すると、TVの電源がついて、映像が流れ始めた。


 画面に映し出されたのはとある配信。


 俺に似せて描かれたかのような2Dアバターが動き、その声を晒し、古臭い口調で楽しそうにしている姿だ。


 SKから貰ったガワ。


 それが動いて喋っている。


 俺の声そのままに。


 ……。


 ………Hah??。


「お主の精神が回復し、意識が戻るまで丸々一週間。その間、わららは暇だったので、体を借り、SKの遊び相手を務めてやっておいた。面倒事を引き受けたのじゃ、存分に感謝するがよい」


 ラッシュは死んだ発言。

 俺に似たガワのライブ配信。

 上から目線で感謝を要求してくるリエルノ。


 えっと、つまり、どういうことだってばよ?。


 察しの悪い俺に呆れてか、リエルノは「はぁ」とため息を漏し、再び口を開く。


「願い願われ紡がれしは、しんの姿。今一度、己が姿を改めよ、榊美春」


 リエルノが右手をクンッ、と持ち上げると同時、大きな鏡が目の前に出現。アニメ見た?。


 否応なく、俺はそれへと視線を向ける。


 白のタンクトップに黒の短パン。


 両の手には朱きボクシンググローブ。


 観るに堪えないコスプレ衣装な俺の姿がそこにはあった。


 前回ここへ来た時も思ったが、この白夢の中であればラッシュに成れるんじゃないのだろうか。


 よくわからない。


「ラッシュにはもはや成れはせぬ、お主はもうありのままの自分を受け入れる他、道は無い」


「…え?」


「精神体は、神足り得る者の『心』と『人々の願い』を反映させたもの、どれだけお主が願おうとも数で圧倒されては成す術はない」


 タウプなんとかな幼女が言っていた台詞。


 それをリエルノが口にし、続けて「現実を見据える時じゃ」という。


 えっと、つまり俺、もうラッシュに成れないの?。


 なんで?。


 どうしてそうなった?。


 説明を求む。


 え?、今説明した?。


 理解力無くてごめんなたい。


「SKとの配信でお主は気を失った、故にわららがその穴埋めをしてやろうと出ていった矢先、ラッシュが死んだ、以上」


 呆れながらリエルノが説明してくれる。


 ありがとたい。


 でもよく分からないから「はい?」と聞き返す。っち、と舌打ちをされた怖い。


「じゃからぁ、お主の声が配信にのったんじゃっ、それでみなが「可愛い」だの「ロリ」だの「転生」だの騒いだ結果、わららはあれよあれよという間にVTuberデビューしてしまったんじゃっ」


「……Huh??」


「じゃ、か、らぁッ!!、お主の代わりに配信したら地声が晒され、その後、皆からチヤホヤされて気分がよくなったわららはッ、SKに促されるがまま二成の姿を模したガワでVTuberデビューしたんじゃッ、わららはなにも悪くのうッ、これはもう仕方が無かったのじゃッ!!定なのじゃッ!!受け入れろッ!!何度も同じことを言わせるでないわッ!!戯けッ!!」



 同じことを言わせるな、というが、少しずつ内容が違っていったのは俺の気のせいか?。


 なんか勢いで誤魔化そうとしてない?。


 え?。


「……つまり、こんなコスプレ衣装になったのは、リエルノのせい?」


「おいッ、わららのせいにするなッ!!、こうなったのは全てお主の責任じゃッ!!、お主が気を失わずSKとの配信を無事に終わらせておれば、こんなことにはなっておらんかったッ!!」


 地声を晒した挙句、SKから貰ったガワでちゃっかりVTuberデビュー。


 結果、ラッシュの印象はがた落ち。

 ラッシュに成れない不思議が起きる。


 ……。


 どう考えてもリエルノが悪くないか?。


 俺の体を乗っ取って色々とやらかし過ぎじゃない?、この居候ふざけんな?。


「……こうなったら時間を」


「無駄じゃ」

 

「え?」


「世界を写し取り、主軸へと張り付けることが出来る期間は一週間が限度、お主も体感してそのことを察しておろう、無駄じゃ」


「細かく巻き戻せば…」


「細々とやっても無駄、むしろ工程を色々と挟む分、求める世界は遠ざかる」


「なら頑張って戻すしかない、……もうちょっと頑張れば、一週間以上戻れる気がする」


「絶望を味わい死ぬが落ち、止めておけ」


 真剣な目つきでリエルノ。


 のじゃのじゃと、先ほど迄のふざけた態度は何処へやら。

 

 俺は、少し迷ったあと、彼女の圧に押されて諦める。


 諦めた瞬間、『引退』の文字が脳裏を過った。


 豪神王ラッシュ。


 誰かにその理想を肯定されるためのVTuber活動。


 否定され、別の理想を押し付けられるのなら、その活動に意味は無い。


 転生なんかするくらいなら。


 死んだ方がましだ。


「……なんで、一週間も体を乗っ取ってた?、…すぐ返してよ、バカ」


 理想を諦めきれない。


 それ故に、元凶へと八つ当たり。


 リエルノは何度目かのため息を漏らしたあと、優し気に口を開いてくれた。


「お主は既に精神をすり減らし過ぎておった、ここに来てガタが来たのじゃ」


「……それで一週間?」


「…うむ」


 目をそらしてリエルノ。


 なんだか隠している気がするのは気のせいか。


 というか、俺の体を乗っ取っていたのなら、リエルノがかわりに時を戻せばよかったのではなかろうか?。


 出来ないなんてことは無い筈だ。


 現に、あの大会でリエルノは力を使っていたはず。


 やらかしたと思ったのなら、何故、彼女は戻さなかった?。


 俺にたいする嫌がらせか何かか?。


「リエルノが戻せばよかったじゃん」


「…む、わららはそんな力は持っておらなんだ」


「嘘だ」


「う、嘘では、ないぞ?…たぶん」


 リエルノは前に『わららはお主で、お主はわらら』とかなんとか言っていた。


 だからか俺には分かる。


 リエルノがたった今、嘘を吐いたことが。


 俺はじっと睨みつけるように彼女を見やる。


 語るまで睨み続ける。


 獣の様に歯をむき出しにして睨む。


 数分後、リエルノが諦めたようにため息を吐いた。


「これは、お主のためなんじゃ」


 理解不能。

 俺のためになっていない。

 むしろ逆のことをしてくれた。


 許すまじ。

 この居候が。

 ふざけんじゃねぇ。


「二成の乱れは世の乱れ、……いつまでも己を見失っていては、ダメなのじゃ、美春」


「だからなんだよ」


 俺は怒り口調でそう返す。


 リエルノは口を尖らせてそっぽを向いた。


 おい、こっちを見ろ。

 

 話はまだ終わってねぇぞ。


 勝手に切り上げんじゃねぇよ。


「美春、お主、あのを好いておろう」


「……はい?」


 突然なにを言い出すかと思えば俺が男を好きだって?。


 ふざけんな。


 俺は健全なる男子。


 優しくて、可愛くて、えっちぃ女子が大好きなんだ。


 誰が男を好きになるかよ。


 話題を逸らそうとしても無駄だ。


 その手には乗らない。


 俺は再び歯をむき出しにする。


 がるるるるる゛ッ。


「物心がついた丁度その頃、お主は――に恋心を抱いた」


「………は?」


「時が重なり、成長する過程でその想いは強くなり、気持ちの整理が利かなくなったお主は自害」


「……」


「結果、半身であるはずの女心が消え、男心だけが居残った」


「……」


「二成の神は二つで一つ、亡神では務まらぬ、…わららの言いたいことが解るか?、……わかるはずじゃ」


 ただただ無表情。


 それを晒し、俺は俯いた。


「拒むことなく思い出せ、未だ心の奥底に眠るもう一人の己自身・・・を、……別のガワへの転生は、そのための布石に過ぎなんだ」


 リエルノはそう言うと右手を上げ、人差し指を突き出した。


 後ろ向きジェットコースター。


 話を曖昧に、会話を強制終了。


 景色が流れていく。


 空に浮かぶ巨大な白の鳥居に近づいていく。


「……けんな」


 何の解決も進展もないままに退場。


 沈静化していた熱が沸々と湧きあがってくる。


「……ふざけんな」


 なにに対する怒りなのか、もはや自分でもよく分からない。


 だけれど、このまま現実に戻りたくない。


 ラッシュが死に呈して、あいつ・・・がいる世界に、戻りたくない。


 戻ってしまえばきっと。


 リエルノのせいで、俺は…。


――お姉ちゃん――


「…ッ!!?」


 どこぞの男児の声。


 それが頭の中に響いた瞬間。


 何かに対する拒否反応が、俺の感情を激しく揺さぶった。


「ふっざけんじゃねぇえよッ!!!」


 激情のままに、俺は叫ぶ。


 後ろへ、空へ、押し流そうとしてくる力に反発する。


 自由自在に扱えるその力。


 それを利用し、空に推し留まる。


「……どこまで落ちようとも、わららわらら、……唯一として持ち得たその才は失わなんだか」


 世界を見渡すその場所で息を荒くしていると、リエルノが浮かび上がってきた。


 自分と瓜二つのその姿。


 実に女々しくて、それでいて不快だ。


 いつかの様に・・・・・・、殺したくなる。


「才が並ぼうとも経験の差でかたはつく、…わららに勝るわららなど、始祖を置いて他要らぬ、……さっさと現世へ戻るがいい、榊美春」


 訳の分からない台詞に続き、再びの後ろ向きジェットコースター。


 俺はまたも、激情のままに反発する。


「嫌なんだよッ、何でもかんでも勝手に決めんなッ!!、俺は俺だッ!!、豪神王、ラッシュなんだーーーッ!!」


 俺の中で膨れ上がる力。


 それをめいいっぱいに引き上げる。


「なッ!?、この力はッ!!?」

 

―――あぴゃ♪。


 リエルノが驚き慄いた刹那。


 どこぞの幼女があぴゃっと登場。


 俺の体へ蝉の様に張り付いた。


「ちから、あげりゅ♪」


 幼女が呟くと同時、二つの力が俺の中で渦巻きだした。


 俺は全能感に支配される。


「よせッ、美春ッ!!、神力と魔力・・の並行操作など、その身が持たぬッ!!、止めろッ!!!」


 慌てるリエルノ。


 観ていて笑みがこぼれる。


 俺は俺に容赦しない。


 右手を掲げる。


 力と力をぶつけ合い、これまでとは違う力を生み出していく。


「…ば、バカな……、それは始祖の業ぞ……、美春……、なぜ覚醒して間もないお主がその力を扱える…」

 

 戦慄したかの表情。


 実に見ていて気分がいい。


 うぴッ、うぴぴぴぴッ。


「消えりょ♪」


「だーめ」


 巨大な力の塊。


 リエルノへそれを振り落とそうと右腕を下げた最中。


 誰かによって動きを止められた。


「初めまして美春、どーも紫蘇です、なんちてー」


――んちゅっ。


 誰かによる間延びした自己紹介。


 そして次に誰かとキッス。


 いつかの様に、ナメクジさんこんにちわ。


 ぽかぽかなんだか暖かい。


 力が抜ける。


 うぴゅ~~。


「さっきまで力んでた体が一瞬でへにょんへにょん……、ほんとじぶんって、ちゅー好きだよねー」


 ぽかぽか頭で舌をぺろぺろ。


 もっとちゅうちてぇー。


「うーん、これは重症かもー、リエルノ、もうちょっと休ませるから後、頼めるかなー?」


「…うむ」


 リエルノと突然現れた誰かさん。


 一言二言会話したのを聞き拾い、俺は意識を失う。


「こーら、いつまでも張り付いてないのー」


――ベシっ。


「あぴゃ~♪」


―― 後書き ――


仕事場に穴が開き、さらなる激務へ。


火曜日投稿は守った。


木曜日に「とある掲示板」投稿します。

そこで、リエルノが勝手に転生した時の反応をお送りいたします。

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