第73話 SKとオフコラボ、マジまろ雑談配信
「ぐッ…はぁ、はぁ」
朝起きると、隣でSKが胸を押さえて苦しそうにしていた。
まだ意識は覚醒していない。
悪夢に魘されているかのようだ。
突然のことにパニックになった俺。
とりあえず寝ぼけながらも彼女の頭を撫でて鎮静化を図る。
気のせいか、多少にして落ち着いてくれたようなくれてないような…。
「ッは、ッは、…うぅ゛」
落ち着いたのは気のせいだったようだ。
尚も呼吸が荒く、苦しそう。
額には汗が滲んで体温も高温だ。
一体どうしたというのか。
俺は一体どうすればいいのか。
「と、とりあえず霞さんを呼ぼうッ!!」
寝ぼけた頭が冴えてきた頃。
俺はようやくその結論に至った。
我が家のことを全てそつなくこなす頼れる使用人。
霞さんを呼びに、俺はベッドから出た。
―――ガシッ。
ベッドから降りてすぐ、不意に左手首を掴まれた。
誰に?当然SKだ。
じゃなかったら困るというか怖い。
どうやら俺がアタフタしている間に起きたらしい。
つかえない奴でごめんなたい。
「……ふへへ……美春は、いつでも馬鹿丸出しだなぁ…へへ」
朝起きて一言目から暴言。
流石はSKといったところだろうか。
「いつものことだから心配しなくていい、問題ない」
彼女はそういうと、ケロっとした様子でベッドから上半身を起こし、笑顔を見せた。
邪気のないにっこりスマイル。
それをみて、俺はホッと一安心。
荷の肩を下ろす。
いや、肩の荷を下ろす。
「……お腹、へったなぁ」
ぐぅ~っと腹の虫が鳴いたあと、チラチラとこっちを見てSK。
どうやら朝食をとりたいらしい。
別に遠慮することなんか無いのに、どうして遠回しな態度をとってくるのだろう。
不細工なメッセージ。
食事な所で遠慮する。
SKはとっても変わった子である。
俺は首を傾げながらも、メモ帳を手に取り、彼女を朝食に誘う。SKにっこりスマイル嬉しそう。存分にお食べ。
俺たちは互いにトイレで用をたしたあと、いい香りが漂う一階へと階段を下りていく。
―――ドカっ。
「あぅっ」
階段の踊り場で、カッコよくターンを決めたついでに上ってきた誰かとぶつかった。
尻もちをつくところだったが、ぶつかった相手に抱き留められてお尻は痛まずに済んだ。
ションベン小僧がこの俺の歩みを堰き止めたかと睨み上げたが違った。
「だ、大丈夫ですか?」
睨み上げたその先。
愚弟のお友達。
拓斗くんの顔。
同性の顔。
朱い顔。
うぇぷ。
俺は思わず後ずさった。
後ずさったら躓いて盛大にコケかけた。
また拓斗くんに抱き留められたふざけんな。
うぇぷぷっ。
昨日に引き続き、この流れ。
彼と遭遇すると、予期しないアクシデントが今後も起こる予感がしてならない。
気のせいだろうか。
気のせいだと思いたい。
うぇっぷ、うぇぷ。
『仮面とってくる』
SKのごたごたで狐の面を装備し忘れた俺。
頬を朱色に染め、ポケーっとこっちを見つめてくる拓斗くんのため、一部始終をケラケラと笑ってみていたSKを先に行かせ、部屋へと戻る。
愚弟、お友達のセラピー頼んだ。
== みんなで朝ごはん ==
「兄貴、食べづらいだろ」
『そうでもない』
「…あっそ」
仮面を上下に忙しなく動かしつつの朝食。
雪美が突っかかってきたが、友達の前だからか割とあっさりと引き下がった。
普段もこれくらいほっておいてくれたらいいのに。
ほんと可愛くない弟になっちまったもんだぜ、やれやれ。
「天使さん家のご飯は本当に美味しぃですなぁ~、普段、寝起きは全然たべれないのに、今日はパクパクお箸が進むのですよ」
俺の左隣で寝癖が爆発している天然娘ことカリンちゃん。
霞さんの料理の腕を褒められて、なんだかおら嬉しいだ、うひひひ。
「私だって箸が進むぞッ、ほら見てみろ美春!!」
謎にカリンちゃんへ対抗心を燃やすSK。
次々とTHE和食な朝食を口へと運んでハムスター状態。
朝から元気である。
朝から元気なさそうだったのに。
不思議だぁ。
体の方は本当にもう大丈夫なのだろうか。
万が一を考えてお医者さんに診てもらった方がいいと思うのは俺だけか?。
まぁ、本人が大丈夫大丈夫というので俺からはもうこれ以上、何も言うまいが…。
ちょっと心配である。
「カリンの方がお箸が進んでるですよーーッ!!」
「私の方が進んでるに決まってるッ!!」
「いちいち真似っ子しないでくださいですーーッ」
「うるさいッ、お前がムカつくからいけないんだッ!!」
「カリンが貴女に一体何をしたっていうんですよッ!?」
頬袋をパンパンにするカリンちゃんとSK。
二人のおかげで今日も食卓が賑やかだ。
実にうるさい。
礼儀作法にうるさい母が居たら二人とも説教コース確定だったぞ、まったく。
俺は行儀の悪いお子ちゃま二人を見て、口の中をご飯でパンパンにしつつ、やれやれと頭を振った。
「そういえばユッキー、9月21日の土曜日、13時から俺たちONEアクションが二茂中学の文化祭でやる一発目のライブなんだけどさぁ」
喧しい二人を無視して拓斗くん。
ちらちらと俺を見て口を開いたのは何故だろう考えたくない。
というか拓斗くん達もウチの文化祭でライブするのか、しかも初日の一発目。
二茂中学校の文化祭は土日の二日間開催。
どちらもフェス並みに盛り上がるライブが行われるのが通例だ。
大事な初日の一発目を務めるバンドは大トリの次に注目されがち。
過去にその役を全うした学生バンドがその後、インディーズ、メジャーと出世していった経緯が幾つかあるため、将来有望な学生バンドをそこに配置しがちなのである。
拓斗くん達ONEアクションは、俺が思っていた以上に凄いバンドだったらしい。
成程、それは自慢したくなるわけだ。
説明口調でチラチラと俺を見てきたのは多分そういうこと(確信)。
雪美のライブついでに軽く観ていこうかな。
ついでに将来を見越して、ラッシュな曲の提供をしてくれるよう、布石でもうっておくか。
有名バンドからの楽曲提供。
ますます豪神王の名が売れるというもの。
うっひっひっひ。
俺は理想的な将来を思い描き、仮面の下でほくそ笑んだ。
「説明口調うぜぇ、やめろ」
あからさまに不愉快な態度で拓斗くんへツッコミを入れる雪美。
如何にもその件について触れられたくないといった様子だ。
雪美のバンドも文化祭に出るらしいから、狙っていたポジションを奪われてきっと嫉妬しているのだろう。
ついでに、この偉大なる兄にそのことを知られたくないと見た。
っふ、愚かなり弟。
偉大なる兄は全てを知っているぞ。
日頃の恨み妬み。
その分、茶化してやるから覚悟しておけよ。
兄を普段からもっと敬わないからこその末路。
文化祭の日が楽しみである。
うひっひっひ。
「……なんだよ」
「『別に?』……ぅひっ」
「……うぜぇ」
ジト目でこっちを見てくる雪美。
俺は意味深に文字を返した。
そしてその後、ご機嫌斜めな愚弟を仮面の下で大いにあざ笑ったあと、猫まんまを掻き込んだ際に咳き込み、口の中を卓にぶちまけて俺は部屋に戻った。
……。
力は使わなかったよ?。
気張れたおれ流石だね?。
え?。
== 配信準備中 ==
「みんな朝練があるからって帰ったぞ、見送りしなくてよかったのか?」
味噌汁と米粒を口からぶちまけて退散した俺。
どの面下げて弟の友達を見送れというのか。
SKは俺を辱めたいのか?。
ほっといてくれ。
俺は今から現実逃避(配信)するんだから。
「あいつら結構おもしろい奴だったな、今度また遊んでやるか」
面白いやつ判定ならSKも負けてないとおもう。
今度また遊んでもらったらいい。
何なら今から遊んでもらえばいい。
俺なんかといるより有意義な時間を過ごせるに違いない。
…はぁ。
「おっ、おにぃのマジマロ選定も丁度おわったみたい、これなら今すぐ配信できそうだぞ」
スマホを見て何やら楽しそうにSK。
彼女はいつも楽しそうだ。
悩みがなさそうで羨ましい限りである。
「よし、告知完了ッ、じゃぁさっそくやるぞッ、マジマロ雑談配信!!」
そう言って俺からPCの操作を奪い取り、SKは何やらカチカチカタカタやり始めた。
…あのぉ、今から配信するんですけど、邪魔しないでくれますか?。
俺の心の声はSKに届くこと無く。
何やら場面が着々とセッティングされていく。
ラッシュな立ち絵と、ケモっ娘の立ち絵。
無料のガワの隣にいかにも高級なガワが配信画面の右下に隣り合う。
SKは俺を辱めたいのだろうか?(真顔(怒))。
「よしッ、できた!!」
SKがそう宣言すると同時。
彼女とのオフコラボ、マジマロ雑談配信が始まった。
……。
いや、ちょっと待て、何を勝手に――。
== ラッシュとSKのマジマロ雑談配信(おふこらぼ)~~配信中~~ =-
世界よもっと本音で語り合え。
そういったコンセプトで、Qwitter内でサービスが開始された『マジマロ』。
よく配信者が雑談がてら利用しては、本音過ぎるコメントで場を賑やかにしつつも、裏では心を痛めていると噂されがちなそれ。
俺は今、それを利用したSKとのオフコラボ雑談配信中である。
どうしてこうなった?。
いや、理由は単純明快。
SKがまたも勝手をしたからだ。
やるぞ的なことはつい昨日、言われていたきがするけど、本音(辛辣)過ぎるコメントに俺は心を痛めたくなかったのでスルーしていたはず。
無視して配信をボイコットしてもいいが、そうするとSK不貞腐れてきっとめんどくさいことになる。
やりたくないが仕方がない。
でもやりたくない。
どうしてこうなった?。
その理由は単純明快。
SKが勝――…、
「早速マジマロ読み上げていくぞーーッ!!」
雪美の部屋から椅子を確保して俺の隣に座るSK。
挨拶も無しに、元気よく声を上げた。
段取りも何も決めてない、その場のノリで始まったマジマロ雑談配信。
会話できない俺、とりあえずチャット(文字)で雑談に興じる。
ボイスチェンジャーの設定なにもいじってない。
せめてそれだけでもやっておきたいが、SKが「私の声も変わるだろッ、ダメッ、絶対!!」といって阻止してくるので出来ない。
ラッシュのイメージを壊さない為にも、この声だけは絶対に出さないようにしなくては…。
……もういっそのこと、PCの電源きっちゃおっかな。そうすればこの配信も無かったことに。
―――ペチンッ!!。
コンセントに伸びた俺の右手首に強烈なシッペ。痛い。
痛いの嫌いな俺、素直に会話(チャット)にのぞむ。
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数5万人。
現在のライブ視聴者数250人。
≫挨拶できてないえらくない。
≫ダメな子でもそこがかわいい。
≫おいラッシュいないんか?。
≫【豪神王ラッシュ】SKのせいでボイスチェンジャー使えない故、ここに参上。
≫雑談配信とはw。
≫ボイスチェンジャーが使えない……ふむ。
≫SKあとは分かるな?。
≫これは只の雑談配信に非ず、ラッシュに声を出させる戦いぞ。
≫マジマロで咽び泣く声を聴かせろっしゅ。
「……」
俺の地声を求める娘達。
意地でも声を出さないことを俺は決意した。
娘達の想いを汲まなくていいのかだって?。
知るか。
娘達は今反抗期なんだ。
親子喧嘩の最中なんだ。
余計な口を出すんじゃないッ、くそったれ!!。
「じゃぁ、最初のマジマロ読むぞッ!!、えーと、なになに…」
配信画面に映しだされるマジマロ。
SKがそれを慣れない感じで読み上げていく。
「『ラッシュに質問。質問考えても出てこなかったんですがどうすれば良いですか?』だってさッ、ラッシュ!!」
俺に質問しといて質問が出てこない。
この質問者はおそらく
興味が無いのに質問をしてくるのはきっと、嫌がらせだ。
遠回しに、「お前なんかに興味ねぇからw」なんて意味を込め、裏では俺をあざ笑っているに違いない。
……まったく、反抗期な娘を持つと父は大変である。
………はぁ。
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数5.1万人。
現在のライブ視聴者数7250人。
≫ジャブにしてはいい塩梅。
≫ここから削っていくぞ。
≫マジマロは会話の主導権を握らせたら終わりぞ、ラッシュ。
≫ずっと俺(SK)のターン来たなこれ。
≫ラッシュの地声が聴けると聞いて。
≫【豪神王ラッシュ】無理に質問する必要はない。
≫何文字で返しとんねん声出せや。
≫みんなラッシュの地声待ってるで(#^ω^)ピキピキ。
「よし、次ッ!!、えーと…『ぶっちゃけた話、ラッシュ(中身)は男ですか?女ですか?』かー、……ふふふっ、ラッシュは男だぞ、ふふ」
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数5.1万人。
現在のライブ視聴者数1.1万人。
≫核心を突く質問ありがとう。
≫アンタが答えてどうすんww。
≫なにわろてん。
≫は?男?マジ?聞いてないんだが?。
≫えーとつまり男の娘ってことでOK?(困惑)。
≫【豪神王ラッシュ】男の中の漢、それがラッシュ。
≫つまり中身はロリということで。
≫おい本音で嘘偽りなく語り合えやふざけんな。
最初から俺は男だといっている。
それなのに怒り狂う娘達がちらほら。
娘達を怒らせたくはないが、これに関しては真実を突き通す。
豪神王ラッシュは男の中の漢。
それがこの世の真実なのである。
中身なんてないのである。
嫌々に参加したマジマロ雑談配信だったが、案外、きっぱりと真実を公言できていいのかもしれない。
これを期に、公に広まった俺が『女かもしれない』という戯言を悉く粉砕してやる。
マジマロッ、どっからでもかかってこいやぁーーッ!!。
「三つ目のマジマロ~、…『ラッシュの声と見た目、正直に言うとキモイです、早く引退してほしいです、日本の恥です、はよ転生しろ』……だってさッ!!」
「……」
だってさッ!!ではない。
マジマロとはいえ、本当にこんな酷いマジマロを用意する奴があるか。
SKの馬鹿、うんこ、くそったれ。
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数4.5万人。
現在のライブ視聴者数1.5万人。
≫ラッシュ息してるー?。
≫深めのボディブローこれは効くww。
≫もう鳴き声晒してもええんやで?かわええ感じで頼むな?。
≫【豪神王ラッシュ】だまれ。
≫「だまれ」は草。
≫ラッシュピキピキで草。
≫ちゃんねる登録者いっきに5千人へったぞww。
≫ラッシュが男ってことは……SKの貞操の危機!?。
≫一夜を共にしてんだからもうぶち破られたろ。
「よーし、つぎつぎ~……、『SKに質問ですッ、SKのママ(絵師)は誰ですか?、僕的に藤原暗仔先生だと思うのですがどうでしょう』かぁ、…っふっふっふ、それは今後のお楽しみだッ!!ワオ―――ンッ!!」
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数4.2万人。
現在のライブ視聴者数1.7万人。
≫とりあえず吼えてみましたかわいい。
≫この反応ほぼ確じゃね?。
≫【豪神王ラッシュ】SKのマジマロ優しい、不公平。
≫ラッシュ不満タラタラで草。
≫お前は不満を漏らす前に声だせや。
「どんどん行くぞーーッ、……『配信者にとって、ゲームセンス、トーク力、はある程度必要だと思うんですけど、ラッシュはそれらどの才能も平均以下です最低辺です。VTuberやってる暇あんなら働け?』…だってさ!!」
「ッく゛!!」
辛辣が過ぎるマジマロに、思わず胸を抑える。
俺の精神力が軒並み低下していく。
す、ストレスで剥げそう…ぅぅ。
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数3.9万人。
現在のライブ視聴者数2.2万人。
≫無邪気な「だってさッ!!」かわいい。
≫その通り過ぎてワロける。
≫これにはラッシュもKO。
≫呻いた声ラッシュ?、…なんか可愛かった気が。
娘達のこれまで溜めてきた鬱憤。
そして大会による謎の炎上。
それら相まってか、マジマロがマジマロすぎる。
配信開始から十分もたっていないが、もうやめたい。
≫ラッシュ、頑張れ。
みたくないのに見てしまうチャット欄。
不意に爆速で流れた一つのコメント。
俺はしっかりとそれを拾い、折れかけた心を立て直す。
ありがとう。
びっとビートさん。
貴方の声援一つで、俺はこの修羅場を無事に乗り越えられそうだ。
「つぎつぎーー、……『どうしたらラッシュみたいにキモくなれるのか知りたい』、だってさ!!」
ストレス値を示す針がMAXを振り切って場外に吹き飛ぶ。
その瞬間、俺はデスクに突っ伏し、失神した。無念。
「うわ、ラッシュ大丈夫か?…、ごめん、ちょっと早く渡したガワに転生してほしくてついきつめのばっかり選んじゃった……らっしゅ?」
心配げに小声で声をかけてくるSK。
「やれやれ、この程度の荒事も軽くいなせんとは、つくづく空けは空けじゃのう」
美春の容姿に似せて描かれたガワ。
それに転生させようと焦ったSK。
その真意も悟れず気を失うとは、
ふん、実に滑稽極まりない話よのぅ。
やれやれ。
まったくもって仕方のない奴。
っふん。
「あ、しゃべった…」
「んぅ?」
横からSK。
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数3.4万人。
現在のライブ視聴者数2.8万人。
≫あ、しゃべった……え、ラッシュが?妹?姉?だれ?。
≫いつかに聞いた声、これだ。
≫ロリボイス最高…(昇天)。
≫うぉおおおおおおぉぉぉおッ!!。
≫お前らが言ってた萌声ってこれか?疑ってスマンかった。
≫神回きたこれ。
≫ばっちり録音したで。
≫切り抜き作成開始します。
美春が乗り切ろうとした場面。
決して声を出さずが定めた決意。
移り変わって早々。
「……っか、っか、っか……カクン(失神する音)」
己が生んだ失態に、己が失態を重ねる。
すまん、美春、ゆるせ。
全部、
「らっしゅ、おい、らっしゅーー、返事しろーー、おーーい」
【豪神王ラッシュ】
チャンネル登録者数5.4万人。
現在のライブ視聴者数3.5万人。
≫マジもんのロリやんけ。
≫かっかっかかくんかわいい。
≫まじで声が可愛いんだがww。
≫これで男は無理がすぎるってお二方。
≫ロリで百合、俺はずっと信じてた。
≫転生まで待った無しっしょ。
≫クラッシャーからドーターズに転生いたします今まですみませんでした。
≫クラッシャーは論なくそのまま虫にでも生まれ変わっとけ。
―― 後書き ――
曜日感覚麻痺って木曜日投稿を水曜日って言ってましたすみません。急いでカタカタしたけど間に合わなかった。
無事に美春も修羅場を乗り越えた(乗り越えてない)ので文化祭いきます。
質問くれたrinnbuyouさんありがとう。マジ感謝。
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