君の住む港町行きの車窓から 緑煌めく春の鼓動聴く

昔の遠距離恋愛、思い出してみた。

第八弾。


ロンドンから乗り込んだ北行きの電車。

一人揺られて、二時間後に行き着くは終点の君の住む港町。


車窓に映る平らな平原には、春先のどこまでも広がる新緑と羊や馬。

平凡なイギリスの片田舎の景色でさえ、眩しく見える。


早く着いて欲しいとウズウズしている、一人旅。

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