第12話
過去編2
私は直ぐに優を追いかけた。
「待って!!優!!」
「いや、なんか気まずいかなって思って。」
「違うんだよ!優」
「・・・違うってさっき言ってたことだよね」
「うん、違うの」
「・・・別に俺は良いんだよ」
「いや、よくないよ」
「いや本当にいいと思ってるんだ。俺はオタクだってことをむしろ嬉しく思うし、運動神経も弱い分他のことに出来るからそれはそれで自慢かもと思って」
「・・・そう思ってるの?」
「思ってるよ」
「なら、なんで逃げたの?」
「いや、ずっと姫宮の方がコンプレクスあるのかなって思ったから」
「えっ、」
「だって、自分で言ってたじゃん、こう言うの恥ずかしいから、俺としかできないって」
「・・・」
「だから、俺が逃げて、インキャムーブかました方がいいかなと」
「だから謝ったの?」
「そう、関わって迷惑的な感じだした。」
「なんで、そんな勝手なことをするの?」
「えっ、あいや、別に関係が壊れる訳じゃないし、俺はあの子達嫌われるのは知ってるから別にいいかなと・・・」
優は嘘偽りなく、ただ本気でそう思っている。
はぁ、
「誤解させないでよ!」
「ごめん、確かに、誤解させるような逃げ方だったよね。」
「そうだよ!!」
「でも、咄嗟だったからそれしか思い付かなくて」
「あぁ、本当に馬鹿なんだから」
こうして、私たちの友情は崩壊する所か深まった。
ーーー
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俺以外女子しか居ない学校でなんとか一年経ったけど、痴漢冤罪で地獄になったからもう遅い
そして、出来れば・・・出来ればお星さまをお願いします。
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