【短歌】『目次の白』

ヶ浦

目次の白

目次後の白きに潜む身なものでかく余白なき世の生きづらし


ぱちぱちと決別の音を繰り返す 淋しくはない淋しくはない


じゃんけんに負けて始まる二つ目の電柱までの階級社会


半分も遮る雲が占めるけどこれは晴れだと言い切れば晴れ


かなしみを越えてきたのだ大人ほどくすんだ色の傘をひらいて

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2024年11月27日 21:00
2024年11月29日 21:00
2024年12月1日 21:00

【短歌】『目次の白』 ヶ浦 @oaiso

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