第三話 二人目登場

あの募集をしてから3日後


「あー全然来ないよー。」


全くもって人は集まらなかった。

まぁそれはそうだよね。

そもそも引きこもりは引っ越しをしないし。


「それにしても」


「どうしてこうも冷やかしに来る奴が多いんだ」


「なんだよ引きこもりがシェアハウスするなよって。」


「別に本人の自由だろ」


「あとなんだよ来るみたいな雰囲気出しといて来ない出すってやつは」


「はぁーもう集まらないのかな?」


「いや諦めずに今できることをしよう」


そこから私は物件をもっと具体的に絞ったり、シェアハウスをする時のルールを考えたりもしてみた。


「うん、気分転換でもしよう」


そして私は今ハマっている小説を読み始めた。

この小説は「私、アイドル志望」と言うもので

生まれつき吃音の子がアイドルを目指して頑張っていくと言うストーリーだ。

そして読み始めてしばらくした時私は主人公のこの言葉に少し感動した。


「私のことを不幸のように言わないで、で、でくださ、さ、い私は今の環境で努力し、し、し、たいんです。生まれた時の病気や怪我でひ、ひ、人を不幸と決めつけないで、私の努力を見てください。」


この言葉に胸を打たれたような気分になった。

私は引きこもりだからといって逃げてきた。

でもこの主人公は吃音でも努力していると言った


「私もやれることをやらなきゃ!!」


こうして私はインターネットを駆使したり同じゲーム仲間にも協力してもらって広めたりした。

有名なVtuberのスーパーチャットで読んでもらったりして色々な人に知ってもらえるように努力した

そうしてスマホを見ると一つの通知が、


     私を入れてくれませんか?


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