今を輝く星は舞い斬る
第23話
6日後。あれからSSランクダンジョンを周回しまくった俺は、『実』をたくさん手に入れることができていた。
その内訳は、
『魔法の実 42個』
『剣の実 41個』
『体力の実 42個』
……まぁまぁ。1つばらつきがあるものの、あれからも概ね一周に付き2つずつ実は落ちてくれた。
よし。じゃあ食べるか。ちなみに。これだけの実を一気に食べたら、恐らくその実に当てはまる能力はそれぞれ1・5倍くらいになるだろう。
なかなかに強い効果だ。……これも俺が協会長に無理を言って昔の資料を見せてもらって、いろいろ調べたのだが。
昔の資料、合ってるかどうかわからないけど。合っててくれよ?
『ブーブー』
………デジャヴ。え?なに?またまたイレギュラー?もう嫌だよ辛いし。一人でダンジョン潜ってたい。
『連絡 今日、SSSランクダンジョンを踏破しに行こうと思う。どうか、私達に協力してくれないだろうか。星斗君以外のSSSランク探索者は、全員参加するらしい。どうか、頼む。とりあえず、本部に来てくれ。【山野明】』
……へぇ。ついにか。急だな。けど、SSSランク探索者が全員あつめられるからかな?
――いや、俺がいつでも行けるみたいに思われてるのは不服だが。実際にそうなのが更に不服だが。
しゃーねぇ。まぁ行ってやるか。けど、関西の人たちどうするんだ?絶対に間に合わない気がするんだけど…?
あ、行く前に実を食べておこうか……
_______
本部についた。なんと、ここに来るのも3回目だそうで。
つい少し前に浮気されたと言うのに、もうそんなにここに来ていたのか、とここ最近の起こっていることに改めて驚きながら中に入る。
すると、俺以外の全員はもうすでにいた。
――え?またデジャヴを感じるんだけど?
俺もみんなが座っているところに座り、協会長の方を向くと、協会長が話し始めた。
「よし、来てくれたね。今日は、ついにSSSランクダンジョンを踏破しに行こうと思う。ついに6人全員の身元がわかって、予定がついた今日という日を逃すつもりはない。まずは1つ、イレギュラーの元凶を潰しに行こうじゃあないか。」
「「「「お~!」」」」
………なあ。なんでそんなに簡単に『お~』なんで言えるわけ?SSSランクダンジョンだよ?怖くねぇの!?
「いやいや皆さん、なんでそんな簡単に行くの決めれてるんですか?そんなに軽いことじゃないですって!これ。」
と、俺が抗議すると
「まぁ、SSSランク探索者が6人もいるんだし、大丈夫じゃない?」
鈴木さんが楽観的なことを言う。
「イレギュラーが起きたらどうするんですか!?」
「SSSランクダンジョンでのイレギュラーは確認されたことがない。大丈夫だ。星斗君。絶対大丈夫。」
………協会長。
「………わかりました。」
イレギュラーが起こらないのであれば、たしかに鈴木さんが言っていたようにSSSランク探索者が6人もいるからそんなやばいことにはならないだろう。
「では、行こうじゃあないか。今日踏破する予定のダンジョンは1つだけだが、1つだけでも大きな快挙だ!頑張ろう!!」
「「「「「おーーー!!!!」」」」」
_______
さぁて、終盤戦ですね。
お知らせを近況ノートに書かせていただきました。
https://kakuyomu.jp/users/tyoko_san_dayo0131/news/16817330661285885937
まぁ簡単に言えば受験生で塾が大量にあるので小説を書く時間が取れず更新がゆっくりになります、ということです。
更新は遅くなってしまいますがこれからも『ダンざま』をよろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます