第6話 子供食堂の今
私の同期の医師は、定年後も同じ病院で働きながら、ライフワークを見つけた。
Facebookで
若者の貧困 子供の貧困
それに関わり発信している。
私は彼の発信を受け取ると
背筋がピンとする想いがする。
彼は町工場をやってる家族だけで働く家で育った。
非常に優秀で有名な国立大の医学部を主席で卒業した。
正直、先生には人間の気持ちがわかってない!
と喧嘩ばかりしていたっけ。
そんな彼が、まさか、こんな風に活動するとは
思いもよらなかった。
最近の子供食堂では、貧困で食べられない子供達だけがやってくる訳ではないらしい。
裕福で教育熱心な親に育てられていて
学校でも良い子と評価されている子供がやってくるそうだ。
子供食堂では、いろんな年代のボランティアの人達が話を聞いてくれたり、遊びを教えてくれたり、宿題もする。
きっと、良い子でいなきゃならない息苦しさに疲弊しているんだろうと言われている、
そして、子供食堂はもしかしたら、そう言う子の翼を休ませてくれる場所なのかも知れない。
強く早く、他の鳥よりも高く飛ぶ事ばかりを
求められて、、、。
画期的な子育て支援なんてからっぽの言葉ばかりを語るより、大袈裟な事なんか一言も言わないで、淡々と子供達を見守る人は
尊敬に値すると思う。
有難い。
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