社会問題について

菜の花のおしたし

第1話 憲法について

私は日本国憲法の前文が好きである。


そこには、

国民主権

恒久平和

基本的人権の保証

がみごとに書かれているからだ。


憲法は国の最高法であり、これを犯しての

裁判の判決はできない。

また、法律も作ることはできない。


これを変えるには国会議員の3分の2以上の賛成と国民投票を行わないといけない。



第二次世界大戦のあと、日本はアジア諸国へ侵略し力ずくで他国の人達を支配した。


その戦争のおかげで、たくさんの民間人は亡くなり、ごく普通に暮らしていた男性達は

戦地に送られた。

それでも足りずに、未来ある優秀な大学生を

学徒出陣と囃し立て、特攻隊という馬鹿げた

組織を作り、無駄に命を奪った。


日本各地では爆撃で、幼児がどれだけ死んだか。

親を亡くした子供達は浮浪児となり

女達は米兵相手のパンパンとして生きなければならなかった。

ヒロシマ、ナガサキでは被爆の後遺症や言われも無い差別に苦しめられた。


この憲法は戒めである。

天皇の臣民などと言うバカげた立場から

わたし達の事はわたし達で決める。

誰にも指示なんかされない。

そして、人間にとって最も大切な

人として誰もが尊重されること。

二度と馬鹿げた戦争なんか嫌だと

言えるんだ。


憲法を改悪しようとする話が出てくる度に

私は反対の意思を表明する。

これは、私の選択である。





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