第41話 0041 第七話04 趙雲との別れ
袁紹は敗北した後、守りを固める。
両軍は一か月以上対峙し、戦況が董卓の下に届く。
「袁紹と公孫瓚は世の豪傑ゲヒ。磐河で膠着してるようですので天子の詔を届け和睦させれば董太子の恩徳に感ずるでしょう」
李儒の進言に董卓は喜び、次の日には太傅の
二人が河北に至ると、袁紹が本陣の百里も前から出迎え拝謁して詔を受け、次の日二人は公孫瓚の陣へ向かい詔を届けた。
公孫瓚は袁紹へ使者を遣って講和し、馬日磾らは都へ復命に帰って行った。
公孫瓚はその日のうちに軍を返し、また玄徳を平原相に推薦した。
玄徳と趙雲は離れるに忍び難く、手を握り合い泣きながらに忍ぶ。
「
「今はその身を耐えるべし?また、会おう」
そうして彼らは涙を流し別れた。
さて、
また袁術は
「以前劉表が道路を遮断したのですがそれは兄の当初の計画でした。現在、本初はまた劉表と江東攻撃について個人的に話し合ってます。公はすぐに兵を集めて劉表を攻撃することが出来ます。私は公のために本初を受け取ります、そして二人は報復する事が出来ます。公は荊州を得て私は冀州を得ます。間違えないで下さい!」
孫堅はこの書を得て、
「かつて
幕下で程普、黄蓋、韓当らと商議を開き、程普が忠告する。
「袁術を信用してはなりません」
「
孫堅はまず黄蓋を長江に遣わし軍船に武器と糧食、軍馬を積み込ませ軍備を整える。
江東に伏せた密偵がこれを察知し劉表に報せる。
劉表は驚き文武を招集して相談する。
「憂いる必要はありません。
劉表は蒯良の献策を入れ黄祖に配置させ、すぐに自ら大軍を起こした。
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用語解説
※馬日磾(ばじつてい)
てい、と読む。
※太僕(たいぼく)
九卿(三公に次ぐ高官)の1つ。主に輿や車馬を管轄した。
※黄祖(こうそ)
劉表配下の武将。堅実肌のなかなかの良将。
※江夏(こうか)
現在の湖北省武漢市。長江と漢水の合流点にある極めて重要な拠点。
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