第7話
1話前
私にとって妹はとても可愛いく自分に凄く懐いてくれていた。
家はお金が無く、おもちゃとかゲームとか娯楽商品とか部活とかも高くて禁止されていた。
そんな中で、妹は唯一の私の楽しみで癒しだった。
最近、妹の様子が変だと思って私は推測した。もしかしたら好きな人が出来たのかもと、そしたら当たった。
そんな妹を見て、私は寂しくも妹が新しい幸せを掴もうとしていることに嬉しくも感じた。
応援すると決めた。
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(1話)
私は、今ほど辛い瞬間はなかった。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
今日は本当は幸せな日になる筈だった。この後妹はデートをして、そして告白して、もしかすると今日から義理の弟も出来るかも知れない日だったのに、
むしろ人の幸せ奪ってしまった。
その後、妹はデートに行けず、好きな人と上手く話せない状況を私を作ってしまった。
私のせいで、大切な妹の幸せを奪ってしまった。
私のせいで
妹は優しいから何度も私を心配してくれた。大丈夫だからと言ってくれた。けど妹の幸せと何より、轢いてしまったあの子のことを考えると、私はどうすることも沈んでしまう。
親から、叩かれるようになった。
仕方ないと思った。
全部私の自業自得だ。
本当に何かも、私のせい・・・
あの子が生きてると聞いた時は凄く安心してしまった。入院すると聞いて、もしあの時もっと当たりが悪かったらと考えるとゾッとして、
あの子に死ぬかも知れないことをさせてしまったことが心が辛い。
何よりあの子は妹さんを守ろうとしていた。また妹さんも兄のことを何度も何度も声をかけていた。
そんな二人を見て、私達のような、兄妹しかもずっと年下の小学生なのが、尚更だ。
もし、妹が私のせいで何か辛いことを負わされた
もし、あの子達に何かこれ以上のことがあったら
私は、私は、
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