第5話
数週間後
それから、姉妹達は毎日お見舞いに来るようになった。
俺たちは打ち解けて仲良くなった。
「それでね、友がねぇ、」
「・・・っふふ」
「友くんってそんな人なのね」
どうでも良い話を良くするようになった。
「お兄ちゃん、また!!」
「あっ、」
「ご、ごめんなさい」
まだ妹とは仲良く出来てないようだ。
妹が来たから二人は直ぐに帰るか妹が見れないところで待っている。
「お兄ちゃん、またあの人達と話をして」
「ごめんね、でもお兄ちゃん、妹と話すが一番だよ。」
「なら良い!!」
本当に心の底から妹の会話が一番だと思っている。
ーーーーーーーーーー
そして、退院した。
退院したから、これからはお姉ちゃん達が見送りに来ないと考えると寂しいなと思ったけど、そんなことはなかった。
お姉ちゃん達は毎日俺に会いに来てくれる。
ーーーーーー
下校
「あ、春お姉ちゃん」
「あ、優くん!!学校お疲れ様!!」
「お姉ちゃんもお疲れ様」
「ありがとう!!じゃあ、一緒に帰ろう」
「今日は夏お姉ちゃんは待たないの??」
「夏はいいのよ。それよりもはやく」
「ごめん、でも妹が来るまで待ってる」
「・・・そうだよね・・・私先に帰るね」
「ごめんね、やっぱり妹が一番だからね」
春お姉ちゃんは先に帰って行った。
「お兄ちゃん!!」
「お疲れ様」
「うん!お疲れ!!一緒に帰ろう!!」
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