第3話
その後 姉妹達
二人は事故から地獄だった。高校と中学校にバレて、親にも直ぐに知られた。
どうやら、多額の慰謝料を請求されて、
「アンタのせいよ!!」
姉は母親が一撃を受ける。
その家は元から金がある方ではなかった。だから当然多額の慰謝料なんて払える訳もなく、母親と父親は頭がストレスで姉妹達に虐待をするようになってしまった。
「お姉ちゃん」
「大丈夫よ夏、それに元から私が悪いからね」
叩かれた姉を労る妹
「でも、あの日私が遅れたのが悪いし、いつもお姉ちゃんに送ってもらったから」
「そんなの関係ないわ。それで・・・あんな怪我を負わせて言い訳がないもん」
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「いっ」
妹が叩かれる。
姉が主に母親から叩かれているが、妹の方も姉が居ないと叩かれる。
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「ごめん、今日はこれしかなく」
「いいよ、ありがとうお姉ちゃん」
二人はご飯を出して貰えない。妹はまだ中学生なので働けないので、姉のその日を養っている。ただその大半が慰謝料で二人が食べれる量は僅かだ。
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「最近、見た目が酷いわね。」 「ほら、小学生を轢いたからそれで」 「二人乗りとか良くする所見たよ。」
姉は虐められはしないが、学校で孤独になっている。
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妹は事件以降人と話すことが出来ず、デートをする筈だった男の子は気まずくて完全にお互いに避けている。
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そんな毎日に、限界が来ていた。
だが二人宛に連絡が来る。それは謝罪についてだった。
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