第24話 「う、こ、これは……」

勇者「喉が……喉が焼けrグアアアアアアアアアアアアアア」

王「くくく……魔王が死んだ今勇者の強大な力なぞこの国には不要だ……死ぬがいい」

勇者「く、くそ……ガクッ」


大臣「やりましたな」

王「ふ、勇者は魔王との戦いの後遺症で亡くなった事にすればいい……これで我が王国もますます反映いいいいいいい」

大臣「ど、どうしました王さままままま首が無くなななな」


……


勇者「いや、少なくとも2秒は考えろよ……モンスターに殺されても、トラップで殺されても生き返る俺を何で王とはいえただの人間が暗殺出来ると思うんだよ。ま、正確には殺されてから城下町にある教会で復活して即復讐に来たんだけどさ。考えたら勇者って不老不死って事だよな、其れを逆手に取って勇者を不老不死にした女神様が勇者を殺す人間を召喚するとかいう作品も幾つかあるけど、其の女神様も2秒は考えろよなと。まずは勇者を抑えるシステム作ってから勇者に力を与えるべきだろと。そもそも不老不死(不老かどうかは知らんが)システムって我ながらどうなってんだ? 一度魔王城近くの溶岩に落ちて骨まで蒸発した事もあるが普通に装備事復活して最後に立ち寄った教会迄戻ってたが、俺が死んだら即俺と同じ思考と能力を持った個体を、場合によっては数100km離れた教会に用意出来るって事だよな? 思考の方は俺の幽体かなんかとして、身体はどうなってんだ? 分子レベルまで破壊された個体を再構築してんのか? そんな超常現象……まぁ女神様の力だから超常現象だが、其の際最強の力と呪文と装備も付属してくれと。まぁ戦わないと成長しないかもだし装備とかも拾わんといけんかもだが、何故か瀕死に追い込んでた敵もHPフルで復活するんだよな。時間逆行なのか? いや其れなら死んだ事を教会の人も覚えてる訳ないしなあ……まぁ色々あるけど、そろそろ兵士とかが気付く頃だしさっさとこの国から出るかな。あ、ついでに宝物庫から金目のもの獲って、姫様でも攫っとこうっと」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る