私の心が壊れる前に

枯葉

私について。

苦しい。毎日そう思ってた。

死にたい。つらい。

なんのために生きてるのか分からなくて、

そんなことを思う自分がきらいだった。


また1からやり直せると思った中学校生活。

…そう思ってたのに

無理やり学校に行かせようとする家族と先生。

親戚や近所の人。ただただうるさかった。

私の事知らないくせに。

私の事愛してないくせに。

みんな揃って「あなたのため」なんて

そんなこと言っておいて結局は私の事なんて

どうでもいい人ばっかり。


ちょっと学校を休んだら私はハブられ者。

独り。寂しくて、怖くて、

学校に行かなくなった。


当然勉強は追いつかない。

体力も落ちて、行事の話なんて知らない。

みんなが持ってるプリント。

私はもってない。

みんなが知ってる噂話。

私は知らない。


あの輪に入りたかった。

でも、入れないのはわかってた。

毎日泣いて、

…毎日ナイフを向けた。


はやく、卒業したかった。

周りの目が邪魔だった。

私が嫌いだった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る