夏…

 夏の終わりと共に、少年は少し逞しくなっていた…


 とか、


 それは過ぎゆく夏の思い出…

 

 などなど、なにか人にとって特別なものがある気がしてならないのも、私が夏を好きな理由のひとつ(その他の理由については、8月8日の筆者近況ノートに)である。


 以前にも書いたけど、私も高一の夏休みに、一気に身長が伸びたし…うん、やっぱり夏って、心身ともに(特に若い)人を成長させるのかも。


 でも、もちろん暑いから、なかなか外に出にくいのが、ちょっとね〜。


 まあ、私の場合(トランスジェンダーゆえに)トイレの問題があるから、そもそも季節に関わらず、特に遠出はしないんだけどさ。


 そういえば免許の更新(ちかぢか迫る)も、警察署までちょっと距離があるから、毎度、割と緊張するのよねー。


 でも、いまのところ、その更新の際にはまだ一度も行ってないかな。トイレは。


 まあ、イザとなったらもう女子用に入るけどね。


 しかし、かつて男性時代・・・・は(自宅から1時間以上かかる)御茶ノ水へ行って、そこからいったん自宅へ戻った後、今度は(また同じくらい時間のかかる)新宿へ。なんて平気で行ってたんだけどな〜。


 けれども、いまみたいなカブトムシ級の行動半径(光瀬龍先生原作のマンガ版『ロン先生の虫眼鏡』によると、1キロ程度らしい)も、まったく悪くないか、と。


 そう、としての残りの人生は、この集合住宅の静かな部屋で、静かに小説を書いたり読んだりしながら、最後は大往生できたらいいかと思っている。


 あ、あとは最後を看取ってくれるパートナーがいれば、これはもう言うことなし。だわね。


 


 2023/08/16 柴田まゆみさんの歌『白いページの中に』を思い浮かべながら。

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