File.61 お兄ちゃん(妹視点)

お兄ちゃんの事を待っていると、女と一緒に帰っていた…


「私のお兄ちゃんなのに…あの女…邪魔しないでよ…」


謝罪をして、一緒に居たい…だから此処まで来たのに…こんなのって…


「あの女…許せない…私のお兄ちゃんを取ろうとしてるんだ!!でも取り敢えずは、お兄ちゃんに謝らないと…」


そう思い、お兄ちゃんの方に近づいていく…しかし、お兄ちゃんが此方を一目みた瞬間に怯えたような表情を見せ、隣の女の手をつかんで走り出してしまった…


「お兄ちゃん!!待って!!」


私は必死に追いかける…お兄ちゃんと女は走り続け駅にたどり着いてしまった…このままだと逃げられてしまう…


「お兄ちゃん!!」


私の必死な呼び掛けもお兄ちゃんに届いていないようだった…こんなに必死に思いを伝えようとしているのに…


私は走る速度を早めた…そしてお兄ちゃんと女の事を追いかけていく…


「はぁ…はぁ…いつまで走るの…どうして私から逃げるのよ…」


お兄ちゃんと女が入っていったのは…薬局?でもここにお兄ちゃんが居るんだ!!


「はぁ…はぁ…喉乾くな~でもお兄ちゃんの事が先…」


私は疲労で満ちた足を薬局に進める…薬局には客以外にも調剤師みたいな人間も複数居た…


「すみません…先ほど、お兄ちゃん…いや男の人と、女の人が一緒にここに来ませんでしたか?」


「いえ…来ていませんが…どうかなさいましたか?」


「いえ…あの人達の事が心配で…何かに逃げるように走っていたので…」


「成る程…」


「本当に居ないんですね?」


「はい…居ませんよ?」


この人は私に何かを必死に隠している…そんなのもう…ここに居るよって言っているようなものじゃん!!


「ありがとうございました!!失礼しました~」


私は一度外に出て考える…どうすればお兄ちゃんの事を追いかけることが出来るのかを…


「そうだ!!ここの店の死角に居よう…そうすればまた追いかけることも出来るし!!」


私は店の死角に潜み、お兄ちゃんと女が出てくるのを待った…


それにしてもどうしてお兄ちゃんは、私の事を避けるんだろう…私は謝りたいだけなのに…


私はお兄ちゃんに自分がしてしまったことを謝って、また家族として一緒に居たい…


私はお兄ちゃんの事が好き…家族としてじゃなく、一人の女性としてみて欲しい…でも謝って関係を改善しないと話が進まない…なるべく早く関係を改善しないと!!




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見てくれてありがとうございます!!

週間ランキング5位以内を維持することを目標に頑張っています!!また、本日の目標数の星やフォローをしてくれると嬉しいです!!皆さんからの応援コメントも楽しみにしています!!


現在6位!!ランキング五位以内から外れてしまった〜(泣)まぁ良いや!!ランキングが落ちても見てくれる皆さんが居ますからね!!これからもよろしくお願いします!!見てくれている皆さんのために、新しい小説の方も準備しております!!こういう感じでちょっと暗め?の話になると思います!!準備でき次第公開していこうと思います!!よろしくお願いします!!


ファンタジーの小説って…なんか書きやすいと思うのは気の所為でしょうか…なんというか恋愛よりかはスラスラ出てくるんですよね…新規制作完了いたしました!!


そう言えば、皆様が見てくれているおかげで、甲子園用の作品も好調です!!後もう少しで書き上げることができるんですけど…時間が思った以上にかかってます…申し訳ない!!


カクヨム甲子園用の作品完成しました!!短編になりますが、20000文字を予定しているので、よろしくお願いします!!


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