File.12 黒い影

俺は零斗さんと魁兄と一緒に昨日は過ごした…そして俺は朝、食事を食べに行こうとソファーから動こうとした時…


『…!!動けない…それに喋れない!!』


俺は金縛りにあったかのように体を動かすことが出来なくなってしまった…そして動けなくなり、その上喋ることすら出来ない俺に向かってのようなものが話しかけてくる…


『お前はあれで良かったのか?自分の力で解決することが出来ず、結局は他人に任せてしまった…お前の本心はどうなんだ?今も本当は両親と話したいんじゃないか

?』


が俺に話しかけてくるのはこれで2回目だ…1回目は警察署で倒れ込んでしまい、気絶したときのことで朧気にしか覚えていないが、このときもこの黒い影は俺に対して話しかけてきたのだ…


『俺は君のことを知らない…俺にはにしか見えない君がどんな事を思って俺に接触してきたのかは知らないけど…魁兄に手を出したら…』


『…俺はお前にしか見えない…それに現実を変えるほどの力を持っているわけではないから、あの弁護士には干渉することは出来ない。そこは安心しろ』


『一応1回目の時に、話しかけてくるだけで何もしてこなかった君のことを信頼することにするよ…』


『甘いな…お前は俺のことを信頼するとか言っておきながら眼が俺を睨みつけているぜ?それにお前は現在進行系で事件に巻き込まれている最中だろう?事件に巻き込まれているやつが素直に他人やましてや俺みたいな存在のことを信頼するわけがないんだよ…』


『そうだね…たしかに俺は君のことを信頼していないけれど、俺に危害を加えるつもりはないってのは理解しているよ…』


『そうか…取り敢えず現在時刻はまだ4時だ…というわけで俺について話してやろう…』


『寝かしてくれない?俺正直今すごく寝たいんだよね…』


『俺の正体はだよ…最もお前でありお前ではないと言ったところだろうか…』


『どういう事?』


『この事件はお前のトラウマになっている…だからその元凶や、お前を傷つけたものが近くにいるだけで俺もお前の夢に出てきたりすることが可能になるんだ。家族と話したいんじゃないか?とは言ったが、正直お前が家族と接触することが一番ダメージを負うらしい。それとあの駅にはもう行くなよ?もし、あの駅を使うなら、あの弁護士二人の内どちらか一人は絶対に一緒にいてもらえ…』


『君は俺ってこと?それで俺の事を傷つけた人が近くにいると夢の中に出てくると…言う事?』


『簡単に言うとそういうことだ…それにお前には話していないが、俺は…』


そう言って黒い影が続けて話そうとすると…


「翔太!!大丈夫か!!」


『時間切れだな…お前がもしまた、傷ついた時に説明してやる。これからは楽しく生きていけ!!』


そうして黒い影は俺の前から消えていった…結局また黒い影の正体を知ることが出来ずに終わってしまった…


「魁兄?」


「良かった…すごい汗かいているぞ?」


「えっ…本当だ…」


「…何があったのか俺に説明してくれないか?」


「分かった…」


俺はそこから10分ほどかけて黒い影について説明した…魁兄はあまり理解していないようだが…


「…取り敢えず朝ごはんにしよう…ちょっとこの後出かけなくちゃいけなくなったから、ご飯食べたらゆっくりしてくれて構わないからね?」


魁兄はそう言って朝ごはんを作ってすぐに出かけてしまった…どこに行ったんだろう?



魁戸side

まずい状況になっているのかもしれない…これは相談したほうが良いのか?


あの時の医者に会うため、全壊やってきた病院に足を運んだ…すると朝早いにも関わらず、対応してくれた…


「朝早くからすいません…」


「大丈夫ですよ…私も彼のことが正直心配だったんです…近況を報告してくれるなら、朝早くても対応しますよ」


「ありがとうございます…」


俺はについてや色々なことを質問するつもりだ…もし、翔太になにか不都合なことが発生するなら俺が守ってやらないと!!


「朝早くに来たということは朝の段階で何かあったのでしょう?」


「はい…翔太いわく、黒い影が見えるそうです」


「黒い影…ですか」


医者の方は真剣に聞いているが、その隣りにいる看護師っぽい人は正直あまり聞いていないように見える…まぁしょうがないのかもしれないな…


「俺にはわからないし、見えなかったので聞きに来ようと思っていました…」


「私には、その正体についてあんまり答えることは出来ません…ですが、二通りくらいは考えることが出来ます。」


「それは?」


「彼の人格の内の一体…又はスピリチュアル的な考え方から守護霊と考えることも可能だと思います。」


「人格の方はまだ分かるのですが、守護霊ですか?」


「私も最近まで気づかなかったんですけどね…この前事故にあいそうになって、家に帰ると狐のような生物がいたんですよ…しかも私は狐を飼っているわけではないですから、どうなっているのか分からなかったんですよ…」


「…」


「狐は私に向かって『気をつけなさい』と言って消えてしまったのです…とっても興奮しましたね…」


俺にはこういう体験はないから正直何も言えないが、守護霊という考え方もあるのだろうか…




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見てくれてありがとうございます!!


スピリチュアルなの私は好きだな〜


週間ランキング3位以内を目標に頑張っていますので、星やフォローをしてくれると嬉しいです!!皆さんからの応援コメントも楽しみにしています!!


昼に投稿予定です!!


現在5位!!びっくりです!!



投稿遅れてしまい申し訳有りませんでした!!

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