第518話 一枚の絵 ⚗️
ずいぶんと遠まわりしたな~と、いまごろになって思います。いい方にいい方にと自分に甘く解釈してきたけど、来し方を客観的に見直してみれば、あのときこのときの謎の言動の意味も解けて、欠けていたパズルのピースがパチパチと当てはまって、一枚の絵ができあがりました。そうか、まあ、そうだよね、そういうことだよね。
有吉佐和子さんの実験小説『悪女について』に当てはめるまでもなく、登場人物が十人いれば十人の観方がありながら、真実は主人公しか知らないわけですが、自分の目の曇りを露ほども疑わない周囲に事実を説明してまわっても無駄であり、それならいっさいの釈明を放棄して、極悪道(笑)を全うした方がいいのかなと……。:->
⚙️🧬 ⚙️🧬 ⚙️🧬 ⚙️🧬
※某ドキュメント番組によれば、すぐ直前の事実すら認めようとしない一定数が存在するそうです。たとえばアウシュビッツ。終戦の翌年に早くも「ガス室はなかった」との主張が囁かれ始め、それが八十年後の現在の親ナチス活動につながっていると。はなから真実を枉げるつもりの耳にはなにを言っても無意味ということに? (';')
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます