　冬の装いにかわると否応なく意識させられるのが、肩甲骨周辺の慢性的な凝りで。かつて横になれない激痛に堪えかね、深夜の緊急医へ駆けこんだこともありますが、レントゲン写真で石灰化なるものを見せられ「生涯治ることはありません」の通告。仕方なく諦めていたのですが、それにしてもこれから何か月かの忍耐は辛いよね。

　と思ったとき、かつて通販で取り寄せたものの、あまりの痛さに飾り棚のオブジェにしておいた（笑）ストレッチ用品に目が留まりました。ジムで使っていたウェーブリングを複雑にしたような潰れた蟹みたいな赤いモジャモジャ。思いついたが吉日、数年ぶりに再挑戦してみようかな。自体重の負荷に三十分は堪える覚悟で……。

　翌朝、早くも効果が立証されました。背筋の可動域が広がっています。少し大げさに言えば胸側と同程度に動く感じで、気持ちまで晴れやかになります。ストレッチをしながら思いました、心の可動域もだいじだよね～。読書で情感を養い、知識を掘り下げる習慣をつけておけば、その場の勢いで行動したり躍らされたりしないのでは？

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※ところで、朝の筋トレ＆ヨガのメインに据えているオリジナルスクワット、少し前から従来の８０回×２セットを３セットに増やしています。同じ負荷だと否応なしの加齢に抗せないので。ツボ押しも加えたので所要時間は一時間になります。読書でも新たな出会いがあって、未知の詩人の人生に寄り添えることにワクワクしています。