第499話 亡命 🌏
古いエッセイ集に、1976年9月6日ミグ25を操縦して単身北海道へ亡命したソビエト空軍中尉のエピソードが紹介されています。作者の辻仁成さんはそのころ函館の高校生で、授業中にとつぜん侵犯して来た轟音に驚愕し、教師と生徒みんなで窓へ駆け寄ると、尾翼に赤い星マークをつけた戦闘機が上空を旋回していたそうです。
希望どおりアメリカへ送られた青年は、憧れのハンバーガーやコカ・コーラ三昧にさぞや感激しただろうと高度経済成長期真っ只中の地方高校生は想像したようです。それから半世紀後、すっかり米国人になりきった元ソ連中尉は粗野な土着の老人と、リベラルな移民女性のどちらに投票しただろうと思ってみます。世界はどうなる?
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※昨冬までどんなに寒くてもジーンズで外出していたのは、そのまま体重管理になるベルトの着用一点によりますが、今年あたり、そろそろ自分を解放してやってもいいのかな~と思ったりしています。ウェストにやさしいゴムベルト&裏起毛のあったかズボンなら、長い時間カフェの椅子に座っていてもそうは冷えきらないのかな~と。
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