第484話 純情 🎨



 このところ俳句関連の本ばかり読んでいるのに一向に飽きが来ない状況は気まぐれヨウコさんとしては珍しいことですが(笑)あるカクヨム作家さんの珠玉のご執筆に触発されて、久しぶりに古書店へ出向きました。おびただしい冊数の文庫コーナーにたった一冊だけそっと挟まれていたのは、1992年刊行の薄いエッセイ集でした。


 ご本人も照れくさそうに述懐されているように「生で硬くて、ときに愚かで、ちょっと純情」なおかつ生意気で傲慢でもある青春の航跡ですが、とうの昔に忘れ去ったはずの記憶が鮮明に呼び覚まされた胸の鐘を殷々と打ち鳴らしてくださるのは、ひとえに卓抜なペンの力であり、その証しが海外でご活躍中の現在のおすがたかと。🎼




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※細かい活字に疲れた目を上げると、おそらく歩道の直角を疎んでと思われますが、ファストフード店の広い駐車場を大股で斜めに突っ切って行くミドル男性がいます。うわ、ちっちゃ~!! こういうひとは人生のいろいろな場面でズルするのが当たり前になっているんだろうね~。黒いリュックの偉丈夫が蟻のような小者に見えました。




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