第491話 物語 🍇
現代俳人による優れた句を拝読していて少しだけわかったことがあります。一句が物語になっている、そのことです。上五中七下五のひとつも疎かにせず、なにか思いついたからといって漫然と流したりせず、きっちりと丁寧に掌編に編みこんでいる。実態を知るほど最小の短詩型のすごさが身に沁み、手も足も出なくなります。(^^;
圧倒的実力者の主宰をはじめ、現代俳壇でも強者揃いの同人には芸術院会員もいる句誌の巻頭に並ぶ煌びやかな句は、それぞれの長年の研鑽の賜でいらっしゃいましょうから、何十周も遅れの新人のヨウコさんが相当な努力を重ねても運よくこの域に達するには決定的に時間が足りません。それでもなおこの邂逅を大切にしたいのです。
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※併設のカフェで読み放題の書店。四半世紀前、新しもの好きな某経営者がアメリカ視察に行ってすぐに真似した記憶がありますが(数年で閉業(^^;)、またしてもテレビで斬新なスタイルっぽく紹介されていました。書店は委託販売ですから痛くも痒くもないでしょうけど、珈琲や軽食で汚れた新刊を返品される版元としては……。:->
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