第411話 欲が深い 🦖
ふ~う~~~、あ~あ~~~~どこまで引っ張っても足りないほど長い長い十七日間でした。テレビでもラジオでも朝から晩までの大絶叫を強制的に聴かされ、体内に籠った悪熱が抜けるどころか日々上昇するだけのような苦悶をまた強いられるのかと思うと四年後が恐ろしい。果たしてもつだろうか、心身の体力……。(´;ω;`)ウゥゥ
それにしても、みんな感覚がへんになっているのでは? いまこの瞬間にも戦争の犠牲になる若者と、平和の祭典とやらでメダルの数を競う若者、両極に分かれている現実に疑問も抱かず、金権五輪に荷担しているように見えるマスメディア&視聴者。自分さえよければいいという大人のスタンスが子どもに伝播されるとしたら悲しい。
🥤
朝マックでここまで書いたとき若いファミリーがやって来ました。筋肉質なやり手営業マン風の夫が就学前の少年と赤ん坊を抱いた妻に、着席やメニューの選択など居丈高に命じています。ほとんど無言で表情を見せない小柄な妻&両親の顔色をうかがう少年。やれやれ、ここにもひとつのつらい現実……あと五日はあるよね、盆休み。
バーガーが運ばれて来ました。少年「え、これだけ?」夫「十分だろう、これで」妻「……(小声でなにか)」夫「だからぁ、欲が深いっつってんだよ、おまえたちは」すぐとなりの席がこれでは集中どころではありません。ご主人、お願いだから家族にやさしくしてあげて。子どもに尊敬される父になって。祈りながら席を立ちました。
🍔🍟 🍔🍟 🍔🍟 🍔🍟
※野栗さまが近況ノートに拙連載についてのご厚情あふれる記事をご執筆くださいました。タイムリーが大切ですので、いつもの夕方の更新を早めて午前中にアップさせていただきます。今日も暑くなりそうですが、大絶叫がなくなることが救いです。
https://kakuyomu.jp/users/yysh8226/news/16818093082674557220
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます