前のエピソード――第375話　子ども　🧩

　自分が属する集団を世間、それ以外を社会と呼ぶ。身内、学校、職場、地域などの狭隘で密接な人間関係に息が詰まりそうになったら「空気を読んで従わない」「群れよりひとりを選ぶ」「淡いつきあいでいられる社会の居場所をたくさんつくっておく」により、わたしたちは自分らしさを失わずに生きていかれるのです。( ..)φメモメモ

　何事も教訓めくのは苦手なヨウコさんですが、Eテレの『理想的本棚』（このタイトルもちょっとねえ……もう少しなんとかならなかったのかとは思いますが(^^;）の「絶交」の回は、すとんと胸に落ちました。仲間のひとりが席を立ったとたんに悪口を言い始める世間話ではなく、いやな気持ちにならずに済む社会話を選択しようと。

　ところで「絶交」という強いニュアンスの言葉、久しぶりに耳にしたような気がします。なんでもオブラートに包みながら根には冷淡をひそませていたりする昨今の風潮とは真逆の、ある意味、人間の本質を突いていそうな……。「あなたとは絶交よ」と言ったことはありませんが、ううん、どうだろう、それに近い感情、あったかも。

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　ところで、新しくスタートしたテレビドラマがいい感じだったので、自分の知らない情報を得たいと欲張ったのが間違いでした。なにこれ?!　みなさん、プロの書き手でもなさそうなのに、口々に脚本をあしざまに批判しています。攻撃の矛先が個人に特定されているのに書きたい放題のマジョリティは匿名ってキタナ過ぎでしょう。('_')

　仕事時代の経験から推し量れば、この内の何人かはライバルor関係者かもしれず、そうでない場合も人気作家への妬心が見え隠れ。いずれにしてもこうなって来ると、ネットは海（社会）ではなくちっぽけな生簀（世間）に圧縮され、粘った水をぽちゃぽちゃ跳ね飛ばしているひとたちは、長屋の井戸端のオバちゃんたちにほかならず。

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