第257話 どうしても書く気にならなかったわけ 🪶
知らなかったけど(笑)わたしって生来の怠け者だったんだね、ここ数日の怠慢でよ~く分かったわと自分に呆れていたヨウコさん。なぜって、毎朝、今日こそつづきを書くぞと思っていても、日が昇ると呆気なく消える草の露みたいに見る見る意欲が蒸発して、気づけば面白くもないテレビドラマの録画をぼんやり観ているだけ……。
そんな日を重ねると心に澱が溜まって絶不調への道をまっしぐら状態になることは自明の理ゆえ、昨日はいやがる身体を無理やり引きはがしてパソコンの前へ運び、鉛のような手をなんとか稼働させてみました。と、これまた習い性というんでしょうか、脳と指が勝手に動き出しまして、気づけば一話分の下書きが出来ていました~。
で、ああ、そうかと分かったのです、どうしてこうまで書きたくなかったか……。幼い子どもを乗り越えさせるには残酷に過ぎる場面の連続に深く感情移入してゆくと、健気な少女の魂魄に憑依された書き手のメンタルが相当に危うくなりそうなことが予感されたので、なるべく先延ばしにしようと自衛していたのですね。(*´з`)
🖋️🖌️ 🖋️🖌️ 🖋️🖌️ 🖋️🖌️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます